女王家の華燭


『女王家の華燭』(葵木あんね著/小学館ルルル文庫)★★★★☆

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2010年5月刊。
婿入りという点を除けば、オーソドックスな政略結婚&陰謀を描く中華ファンタジー。
とても綺麗にまとまっているし、世界観は煌びやか。そして何より夫婦が可愛すぎて可愛すぎて萌え転がりましたw
ツンデレドジッ子なヒロインと、そんな彼女を幸せそうにからかう不遇の公子。
不穏なトラブルに巻き込まれながらも、互いを大切に思う夫婦の姿に癒されます。
安心して楽しめる良い少女小説でした(*´∀`)

☆あらすじ☆
和平の証として、炎杳国(えんようこく)公主・宝蘭(ほうらん)に、不名誉な婿入りをした夜冗国(やじょうこく)公子・宵雪(しょうせつ)。政略で結ばれた敵国同士の2人だったが、いつしか互いに、かけがえのない存在へとなっていく。しかし、様々な思惑が2人を襲い……!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

赤い目の色を気味悪がられ、祖国では不遇な扱いを受けていた公子・宵雪
敗戦の責任を押しつけられる形で、和平のために敵国である炎杳国に婿入りした宵雪は、そこで自分の妻となる公主・宝蘭に出会うのです。

 

宵雪と宝蘭の関係が本当に可愛くてニヤニヤが止まりませんでした(*´∀`)
特に宝蘭のツンデレっぷりが最高です。ツンツンしきれてない上に肝心なところでドジなのも可愛すぎました。

 

素直じゃない宝蘭の態度に笑いながら、自分を受け入れてくれた彼女に惹かれていく宵雪。
最初のすれ違いもどこへやら、あっという間にTPOをわきまえないバカップルが出来上がってめちゃくちゃ笑ってしまいましたw

宵雪の報われない過去を思うと、幸せそうな今の彼に和むんですよねぇ。
この夫婦本当に好きです。

 

そんな二人に忍び寄る陰謀については、奇をてらったものではなく意外性はそこまでなかったかな?という感じ。
黒幕の正体もあからさまでしたしね。
ただ、宵雪や宝蘭の人間性や絆の強さを描くのには良い展開だったと思います。

 

世界観も素敵でした。
妃炎という設定が視覚的にも華やかで良かったですし、その設定があるからこそ「共に生きて共に灰になる」の約束がとても尊く感じられるんですよね。
あのシーン、なんだか泣きたくなるくらい感動的でした(´;ω;`)

 

かなり綺麗にまとまっていて、マイナスがほとんどない作品でした。なので安心して夫婦の恋愛を堪能できたところが個人的にGOOD。

ただ欲を言えば、理楓とかのサブキャラがもう少し目立っても良かったかも。
その代わり秦家の母子が異常な存在感を発揮していましたがww
あの母子の会話、やたら楽しかったです。

 

良い少女小説でした。
葵木さんの他作品も読んでみようと思いますヾ(*˙︶˙*)

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