異世界にカフェは必要ですか? 恋が生まれる秘蔵のレシピ


『異世界にカフェは必要ですか? 恋が生まれる秘蔵のレシピ』(柏てん著/角川ビーンズ文庫)★★★★☆

異世界にカフェは必要ですか? 恋が生まれる秘蔵のレシピ (角川ビーンズ文庫)
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2015年12月刊。
異世界にカフェごと迷い込んでしまった新米店主が、女王さまの無茶振りに悩んだりトラブルに巻き込まれたりしながらも、一生懸命にカフェを営んでいく物語。
カフェものらしく雰囲気は温かくて、出てくる料理はとても美味しそう。お腹へるなぁw
責任感があり真っ直ぐなヒロインは素敵だし、恋愛的な描写はとても少女小説らしくて好みでした。
しかし表紙にいる近衛隊長、読んでる間はオトメ思考な純情青年だなぁと思ってたのに、あとがきで「むっつりすけべのイケメン」って書かれていて笑いました。せやな。

☆あらすじ☆
誰もがほっこり笑顔になれる『cafe sato』異世界で開店します!
もうすぐ夢だった自分のカフェのオープン日!……だったのに、なぜかカフェの建物ごと異世界トリップしてしまった環。明日までに女王を満足させる料理を作れなければ、カフェは壊され環も処刑されることに――!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

祖母から受け継いだ大切なお店を改装した「cafe sato」。
そのオープンを控えていた店主兼料理人の里中環は、ある日目覚めたらカフェごと異世界の、しかも女王の王宮の中にいた。
満足させる料理を作れば王宮に無断で立ち入った罪を問わないという女王の要求を受け入れた環。
こうして、近衛隊隊長ユリウスの監視下、環は異世界でカフェをオープンすることになるのです。

 

カフェものといえば魅力的な食事!
本作でも実に美味しそうな料理の数々が登場しました。ほんと、お腹、へる・・・・・・|ω・)
洋食や軽食のほかに、スイーツやらベトナム料理やら、本当に色んな種類の料理が出てくるんですよねぇ。こういう多様性がカフェものの素敵なところ。
その食材に使われるのは異世界の食べ物ばかりなのですが、これはオリジナルにちょっとひねりを加えた感じの設定で、イメージしやすいけれど異世界感も損なわない丁度良いバランスだったと思います。

 

ただ、電気ガス水道が問題なく使えるっていうのはちょっとご都合主義的だったかもしれませんねー。魔法で説明してくれた方がファンタジー感が出て好みだったかも。
でもまぁ、うん。細かいことはいっか!

 

そんな感じにカフェをオープンした環。
女王の無茶振りや酔客トラブル、そして風評被害と、様々な困難にぶつかっていくわけですが、舞台は異世界であっても根本は普遍的な問題ばかりだった気がします。
ただそこに貴族社会の闇とか魔力の有無による差別を混ぜ込んでくるので、うまくファンタジー感も取り入れられているんですよね。上手いなぁ。
「異世界でカフェ」という設定がしっかり活きていて、とても読み応えがありました( ・ㅂ・)و ̑̑

 

ストーリーも面白かったのですが、キャラも魅力的。

環は責任感がありつつ、理想もしっかり追う真っ直ぐな気性のヒロイン。こういうタイプの主人公はとても好きです。
クレアとの姉妹っぽい関係もすごく好みでした。

 

その環を見守るユリウスですが、彼は面白すぎでしょうww
古くさいマナー講師・・・・・・?いやいや、オトメ思考なだけでは?
ユリウスは言動がいちいち純情すぎてニヤニヤしまくりでした(・∀・)
これは騎士団の部下達も生温かい目で見守るしかない。

・・・・・・そう思ってたらラストはアレだもんなぁ。これは確かに「むっつりスケベ」!!

 

女王一家もとても素敵でした。
でも女王夫妻、アルヴィン出産以来「夫婦」してなかったって・・・・・・そりゃローズ女王も不安になりますよ(;`・ω・)
お互いに好きな相手に対して遠慮がありすぎたってことなのかなぁ。
あとアルヴィン王子がイケメン可愛すぎたので、シリーズ化したら是非出番増でお願いしますw

 

これはシリーズ化して欲しいなぁ。
ユリウスと環のくすぐったいような距離感がとても好みだったので、もっと読みたいです。
続刊待ってます(`・ω・´)ノ

 

【追記】
本編直後の後日談がなろうにアップされていました。
ユリウスのむっつりスケb・・・・・・じゃなくて乙女爆発な感じのエピソードで超ニヤニヤできましたw

「異世界にもカフェは必要です」(小説家になろう)

 

 

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