覇剣の皇姫アルティーナ10


『覇剣の皇姫アルティーナⅩ』(むらさきゆきや著/ファミ通文庫)★★★★★

覇剣の皇姫アルティーナX (ファミ通文庫)
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前巻の感想はこちらから


2015年11月刊。
ついにハイブリタニア戦決着。
長かった戦争の結末を描きながらも、今後の波乱を予感させるターニングポイント的な1冊。ひたすら溜めに溜めた鬱憤を晴らすカタルシスが最高でした。とても面白かったです!

☆あらすじ☆
ハイブリタニアとランゴバルトの連合軍に城塞都市グレボヴァールは占領されてしまう。第二皇子ラトレイユに求められたレジスは帝国第一軍の軍師として、都市奪回作戦に参加することに。レジスの作戦により、グレボヴァール市内への潜入に成功したヴァレイズ三等武官は少女フェルの協力を得て、捕虜となった市民たちの代表者と会うために行動を開始するのだった。ハイブリタニア編ついに決着!? 覇剣の皇姫と読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第十弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

城塞都市攻略。
今回のレジスは神懸かってました(;・∀・)
策がハマるハマる。もはや予知能力レベル。
その一方で「知っている」こと以外にも鮮やかな対応ができるあたり、これまでの経験によって軍師として大きく成長していたレジス。
このシリーズも10巻だもんなぁ。色々あったなぁ。

 

そんなレジスの大活躍を支えていたラトレイユ。
アウェーの出向先でレジスが実力を発揮できていたのは、ラトレイユがレジスを正当に評価していたからなんですよね。
真意がわからない奇策にも何も聞かずにあっさりOK出しちゃうラトレイユは、本当に理解ある良い上官なんだよなぁ・・・・・・。

 

だからこそ、こうなることは分かっていたとはいえラトレイユとの決別はちょっと寂しいものがあったり(´・ω・`)
以前よりだいぶ好きになってきたキャラでしたし。
まぁでも二人の思想は根本的に相容れないし、これも仕方ないのか。
ラトレイユの誘いを即お断りしていたレジスのブレなさは格好良かったです。

 

それはおいといて、今回でついにハイブリタニアとの戦争が終結(たぶん)
つまりオズワルドとマーガレットとの因縁もここまで。
今まで散々非人道的なやり口をしてヘイトをためていた二人組ですが、レジスがマーガレットに対して彼女の愚かしさを懇切丁寧に説いていくシーンにはとてもスッキリしましたw
これは良いカタルシス。メッキを問答無用で剥がされた女王は自業自得ですが、さらけ出した小物っぷりに何とも言えない気持ちになりました(;`・ω・)
一方のオズワルトの狂愛はブレませんでしたけどね。本当に壊れているのはどっちかなのかなぁ・・・・・・。

 

愛と言えば、フェルヴァレイズのストーリーが予想以上に目立っていて驚きました。
戦場のラブロマンスな感じが素敵。こういう最前線の描き方は面白いですねー。

 

さてさて、外敵の憂いもなくなり、ラトレイユとの決別も果たし、いよいよアルティーナとラトレイユの直接対決に物語は進んでいくのでしょうか。
最後の展開も気になりますが、大きな波乱の予感にドキドキします。

 

あ、読み終わってから気づいたんですけど、今回アルティーナさん出番ゼロじゃないですかっ!(´;д;`)
やはりこのシリーズは脳筋ヒロインアルティーナあってこそなので、ぜひとも次巻では合流することを期待したいです。

11巻も楽しみです(*゚▽゚)ノ

覇剣の皇姫アルティーナX (ファミ通文庫)
むらさき ゆきや
KADOKAWA/エンターブレイン
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「覇剣の皇姫アルティーナ10」への2件のフィードバック

  1. 今回レジスの口から“過去の経験”って言葉が出てきたのが非常に印象的でした。
    レジスの知識に経験が追い付けばまさに鬼に金棒(;^_^A

    ラトレイユは初登場時と完全に印象が変わって、ここ数巻で好きになった人も多いでしょうね。皇位継権のライバルをここまで魅力的に描いてる作品はなかなかないですね。

    ただ、個人的に予想してた通り、同じ道は歩めませんでしたね。短期間だけでも、ラトレイユを支えるんじゃないかという意見も結構目にしてましたが。
    個人では分かり合えても、内乱で争わらずをえないうというのはいかにもありそうな話で“歴史的な一幕”のカタルシスに期待です^^

    フェル&ヴァレイズよかったですねー!
    今後も出番欲しいです。ヴァレイズの強兵っぷりは痺れました。もちろん、「医者ァー!」のシーンが一番でしたが(笑)

    最近存在感が低下する一方ですが、私も一貫して脳筋アルティーナ派なので(笑)次回からの出番に期待です(^^♪

    1. S.T.さん、コメントありがとうございます!

      ラトレイユとレジスは、タッグを組んだことでお互いの魅力が増えた部分もありましたからねー。
      ラトレイユは自分の信念を貫く格好いい人でしたから、レジスとの衝突を避けて欲しかったのですが、これもまた運命なのでしょうね。
      「歴史的な一幕」期待大!ですね!!

      フェル&ヴァレイズは、あそこだけ切り離されて一つの物語を読んでいるみたいに読み応えありましたw
      もっと出世して本編に絡んできてほしいです(^^)

      脳筋アルティーナこそが本作のヒロインですからねww彼女の再登場が楽しみです!!

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