異界の軍師の救国奇譚1


『異界の軍師の救国奇譚〈フェアリーテイル〉』(語部マサユキ著/角川スニーカー文庫)★★★☆☆

異界の軍師の救国奇譚<異界の軍師の救国奇譚> (角川スニーカー文庫)
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2014年8月刊。
第19回スニーカー大賞「特別賞」受賞作。
公式あらすじには転生とありますが、これ異世界「召喚」モノですよね?(;・∀・)
異世界に呼ばれた高校生が、モテるために身につけた多種多様なスキルを駆使して「悲劇」を回避するために奔走するファンタジー。
タイトルには「軍師」とありますが、戦記というよりは内政とか外交とかそっち系の話でした。むしろ「戦記」になったらマズい感じ。
主人公とヒロインの関係がかなり好みだし、スキルの使い方も面白かったです。次巻以降も読まなければ!

☆あらすじ☆
金なしコネなしチートなし状態で異世界転生をした大地耕。帰れるまでのまったりライフを満喫していたが、突然現れた女神に「世界を救え」と言われてしまい!? 何も持たない主人公が贈る、異世界救国奇譚が開幕!

以下、ネタバレありの感想です。

 

女の子にモテたいために、モテ要素に手を出しまくった結果、必要以上の女子力とスキルを身につけてしまった高校生・大地耕
料理ができるなんて序の口。和裁までできちゃうんだから、耕の女子力はカンストして「オカン級」ですね。

 

まぁ女子力の固まりが男性的魅力になるのかと言われると、うん・・・・・・努力の方向が間違いすぎていたとしか。
逆に面白すぎてモテそうな気がするんですが、まぁモテないか。男子の女子力があまりにも高いと女子的にはちょっと惨めになりますもんね(虚ろ)

 

そんな耕の間違った努力の結晶であるスキルの数々。
しかしそれは異世界に召喚された耕にとって、悲劇を回避するための大きな武器となるのです。

 

魔力が絶対の評価である世界で、「役立たず」の烙印を押された王女ティアリス
ティアリスが多くの失策を重ねた結果、「血風戦姫グレイシス」となれば世界が破滅する。
その悲劇を回避するため、耕は持ち前のスキルを駆使してティアリスを補佐していく、というのが本作の流れとなっていくようです。

 

今回は料理をはじめとする「日本風おもてなし」。
食材が簡単に手に入るところはややご都合主義的でしたが、そこに絡めたトラブルが連発するので最後まで楽しく読めました。

 

現代知識が異世界でチートする作品は割と多いですが、こういう系統のチートは珍しいですね。今後どんなスキルを使っていくのか、引き出しの多そうな耕だけに楽しみです。

 

耕とティアリスの関係も好きだなぁ。
自分自身を見てくれる相手を欲していたふたりだからこそ、距離が縮まるのに時間はかからないんですよね。
今のティアを見ているとゴツいグレイシスになる気配がさっぱりしませんが、このまま悲劇を回避するために頑張って欲しいです。

 

今回はハッピーエンドでしたが、どうにも前途は多難な様子。
耕を召喚したルーチェが実は(?)神さま的に微妙なポジションにいそうなのも不安。

これからどうなってしまうのか、続きが楽しみです(*゚▽゚)ノ

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