『全滅なう』(十文字青著/一迅社文庫)★★★☆☆
前巻の感想はこちらから
2011年9月刊。
第九高校も小野塚那智も出てこないから、第九シリーズじゃないのかな?
青春恋愛小説という点は共通していますが。
今回は自分は連れ出した引きこもりのクラスメイトに恋をしてしまった少年の物語。
かなり不思議要素が強いのですが、青くさい片恋とその結末にニヤニヤとしてしまう作品でした。
☆あらすじ☆
優等生で学校でも評判の天川立己は、不登校の大日向夕鶴子を登校させようと画策する。次第にクラスメイトと打ち解けていく夕鶴子。そんな夕鶴子の変化に戸惑う立己。思いがけず知ってしまった夕鶴子の秘密―。どこか不思議で、もどかしいのがくせになりそうな青春ラブストーリー。
以下、ネタバレありの感想です。