エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 3


『エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜 3』(東龍乃助著/MF文庫J)★★★★★

エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ (3) (MF文庫J)
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前巻の感想はこちらから


2015年11月刊。
この展開を待っていた!!
このラノ2016新作部門で見事第1位を獲得した期待のロボラノベシリーズ第3弾。
今回の熱すぎる展開は、素晴らしかった1巻2巻すらも超えていました。
苦しいほどに押さえつけて、これでもかと待ち焦がれさせて、そうして終盤に全力で解き放つ壮絶なカタルシス。後半の燃え上がる気持ちをどう抑えろというのか!
痛々しいほどに「ヒーロー」な主人公。彼を慕い死力を尽くす仲間たち。
前巻までのアレコレを経てそれぞれのキャラクターが本当に魅力的に育ってきています。
何より彼女の覚醒が!これ!これを見たかったんです!!!!

☆あらすじ☆
とにかく熱くて、火傷する、新世代ロボットライトノベル第三弾!
氷室義塾の活躍は大きな注目を浴び、アメリカからデータ採取のため無人島遠征の依頼を受ける。だが謎の武装組織、さらにマリスが来襲。無事これを退けるものもエイルンが全治3ヶ月の重傷を負ってしまい……!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

氷室義塾の敵はマリスだけではない。
それを強く示した第3巻。
マリスすらもダシにして氷室義塾を陥れようとする敵対勢力の策略により、エイルンが負傷してしまうところから物語はスタートします。

 

エイルン、生身でポーンを倒せるなんて・・・・・・((((;゚Д゚))))
エルフィーナに乗っても強い。降りてもやっぱり強い。
そんなエイルンだからこそ、彼の「不在」は氷室義塾にあまりにも大きな影を落とすのです。

 

今回はとにかく構成が素晴らしいとしか言いようがない。
葵や大地たちがエイルンを強く慕って頼りにしている姿を印象づけているからこそ、エイルンの不在が物語にポッカリと穴を開けたように感じられるのですよね・・・・・・。

エイルンが表に出てこなくなる一方で、おかしくなっていく紫貴の言動、不安定になるセレン、暗躍するバートン。
加速度的に悪化する状況が、エイルン不在の不安感をさらに煽るのです。

 

そんな緊迫した状況を続けて、もうダメだこれ以上は打つ手がないとドン底まで絶望させるからこそ、満を持してのエイルン再登場のカタルシスは本当に凄まじい!!

食事時には起きているはずなのにずっと「眠るエイルン」しか描いてこなかったのが、この終盤の登場シーンをさらに輝かせるのです。
ようやく口にした「ゲットセット」が熱すぎて(´;д;`)

ピンチに駆けつける。これこそがヒーローというものですよね。
どれだけ自分が傷ついていても、涙を止めるためなら彼は何度でも立ち上がるのです。

ああもうこれだから王道は素晴らしいんだ!!
なんでこんなに格好いいんですか。紫貴に投げかける言葉のひとつひとつに心が熱くさせられる!

 

そんな熱い展開をさらに燃え上がらせるのはセレンとデストブルムの覚醒

ネイバーフッドの境遇の悲惨さや、セレンの置かれる状況が薄氷の上にあることが示された今回のストーリーにあって、重要だったのはセレンの存在意義をどう示すかという点。
紫貴の想いと行動は不器用ながらも尊いものでしたが、それだけでは圧倒的に足りていない。

そんな窮地の中で、欠けていたピースを埋めるかのように、ようやくセレンの心に芽生えた戦意
エイルン登場に負けないくらい、これも本当に熱かった。凜々しく戦いの意思を示すセレンはとても美しかったです。

あれだけ泣き叫んで戦いから逃げてきたセレンが、自らエイルンと肩を並べて戦える日がくるなんてなぁ(´;ω;`)こんなのテンション上がらないわけがない。
この展開が見たかったんです・・・・・・ああもう本当に満足・・・・・・。

 

と感動させておいて、セレンの覚醒が本当に良いことだったのかな?と不穏な疑問を投げかけてくるのはニクい演出でした。
大丈夫なのかな。これからどうなっちゃうんでしょう(;`・ω・)

 

なかなか負荷をかけてくる今回のストーリーでしたが、随所でムードメーカーとなっていたのは大地たちスター小隊。
あいつら3バカのくせに(失礼)前巻後半からずっと株が上がり続けてるんですが。
とはいえ、まさかセレンを助けるとはなぁ。
過去の遺恨を乗り越えられるくらいエイルンが大好きってことですか(違)
特に大地は台詞がいちいちホモくさい〣( ºΔº )〣

 

そして忘れてはいけないチビフィーナ
こんなバージョンもあったのかと衝撃が走りました。可愛すぎるww
やっぱりこのシリーズのメインヒロインはエルティーナだったんですか・・・・・・紫貴回もしくはセレン回ともいえる内容だったのにチビフィーナの存在感がすごすぎでした。
この圧倒的正妻力よ(昼ドラと葵撃退は最高に笑いましたw)。

 

最後はまたも気になる引き(; ・`д・´)…ゴクリ…
バートンの動きも気になりますが、それよりもアギトの言動が意味深すぎてドキドキします。
エイルンが「ハズレ」なら「アタリ」はもしかして・・・?

 

早く早く早く続きが読みたいです!!
このシリーズ、刊行ペースだけが少し不満だったりするのですが、もう4巻出してくれるなら何時でもいいです。
次巻にもとても期待しています(*゚▽゚)ノ

っていうか、このラノの勢いに乗ってアニメ化したらいいんじゃないかな!?
エイルン役はもちろん石田彰さんで( ・ㅂ・)و ̑̑

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