英雄都市のバカども1 王女と封鎖された英雄都市


『英雄都市のバカども 〜王女と封鎖された英雄都市〜』(アサウラ著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆

英雄都市のバカども ~王女と封鎖された英雄都市~ (ファンタジア文庫)
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2015年11月刊。
タイトルに偽りなし。
バカだバカしかいない・・・・・・と、おののきながら読んでいたのですが、最後に「こいつら本当にバカだったわ!!」と読んでたiPadぶん投げたくなりました(褒めてる)
愛する街と孤独な王女を守るため、軍隊に立ち向かう市民の熱い団結力に震えます。その優しさと力強さも素晴らしい。
一般市民が魅力的すぎて、主人公はリキュールの街そのものといっても過言じゃないかもしれません。
そして脅威の肌色率。この愛すべきバカどもめ!!

ファンタジアBeyondで連載しているシリーズの書き下ろしだそうなので(WEB版未読でも問題なし)、Beyondの方も見てみようと思います。

☆あらすじ☆
精鋭帝国軍から悲劇の王女を守るため、一般市民(バカ)が立つ!
英雄の末裔が住む辺境都市リキュール。そこに国を追われし王女が逃げ込んできた。彼女を追い、圧倒的な数で街を包囲する帝国軍。王女を匿う何でも屋モルト&市民たちは、規格外のパワーと非常識さで帝国精鋭に挑む!

以下、ネタバレありの感想です。

 

英雄の末裔が住む英雄都市リキュール
そこで万年貧乏のなんでも屋を営むモルトは、街にやってきたワケあり少女ディナの護衛を引き受けたものの、同時にリキュールはルストルテ帝国軍に包囲されてしまう、というのが序盤のストーリー。

 

主人公であるモルトは色々とワケありっぽい感じですが(リキュールにやってくる前の素性とか、ロンシュータンとの関係とか)、とりあえずはリキュールを愛する市民のひとりとして考えていてよさそう。

 

つまりバカのひとり。

 

モルトをはじめとするバカどもが集まって、毎日のようにお祭り騒ぎを繰り広げる街リキュール。
本当に、なんて恐ろしい街なのでしょうか(((゜Д゜;)))
この息の合った団結力も無茶を実行できてしまう行動力も凄いのですが、何よりノリが良すぎて怖い。
ノリノリです。何をやるにもノリノリです。
ノリさえあれば軍にだってケンカを売ってしまうし(協定のギリギリを攻めるいやらしさw)、○○姿で突撃だってしちゃいます。オッサンが。マジ悪夢。

 

悲劇の王女であるディナを巡る緊迫した物語だったはずなのに、バカがバカすぎてシリアスが仕事してくれません。
まさか序盤に出てきた伝説的石工が伏線だったとはww
こんなバカどもを相手しなければならない帝国軍を不憫に感じるレベルでした。

 

帝国軍との戦い自体はバカバカしさが振り切れていていっそ爽快でしたが、それを支える街の人々の優しさと懐の深さは予想以上に感動的。
みんな本当に気の良い奴らなんですよね。
一度仲間として受け入れたら決して見捨てないし総力をもって助ける!という心意気が熱い。
日々のお祭り騒ぎも仲の良さの現れなわけですし、絶対に住んだら楽しい街に違いない。仲間に混ぜてほしい。こういうのめっちゃ好きです。

 

今回のディナの話は綺麗に終わりましたが、彼女の再登場はもうないのかな?(遠方の国らしいし)
タイトル的に舞台は英雄都市に(とりあえずは)固定されるだろうし、ディナはゲストだったってことかな。
それならこのシリーズのメインヒロインってリッツ?それともサシャ

サシャについては本当にイケメンだったらどうしようそれも良いかもとか思っていたのですが、とりあえずは予想通り。なんで素性を偽ってるのかについては追々明らかになっていくのでしょうか。

 

街の人々のキャラが濃すぎて面白かったし、最高にバカバカしくて楽しくて騒がしいファンタジーでした。
この感想に何度「バカ」って書いたんだろうw

 

2巻が1月に発売されるようなので、この続きにも期待しています (*´罒`*)

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