六花爵と螺子の帝国2 すべては恋のせいですので。


『六花爵と螺子の帝国2 すべては恋のせいですので。』(糸森環著/一迅社文庫アイリス)★★★★☆

六花爵と螺子の帝国 すべては恋のせいですので。: 2 (一迅社文庫アイリス)
六花爵と螺子の帝国 すべては恋のせいですので。: 2 (一迅社文庫アイリス)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2015年11月刊。
男女入れ替わり学園ファンタジー第2弾。
引きこもりが遠出できるのか!?というところから、案の定ナナメ上の方向に暴走していくジーンとアレクシアが面白可愛すぎました。
バカップルめ・・・・・・本当にバカップルめ・・・・・・!
前巻同様に隷民差別の厳しさをみせていく作品ですが、アレクシアを取り囲む人たちの優しさにじんわり癒やされました。

☆あらすじ☆
貴族の青年ジーンと体が入れ替わる体質になってしまった元奴隷の少女アオ。それまでの生活から一転、特権階級である《花族》の養女アレクシアとして魔導学院でジーンと片時も離れず過ごすことに…。そんな中、他校との交流のある野外授業が行われることになり、脱引きこもりを果たしたジーンと参加することになって――!? 全寮制の学院を舞台に、少女と無自覚天然青年貴族が織りなす逆転学院ラブ第二弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

隷民バレした後も、なんとか花族の一員として学院での生活を続けるアレクシア。
今回は、そんなアレクシアたちが野外授業のために外へと出るストーリーでした。

 

遠出、ということで真っ先に問題となるのはアレクシアと物理的に離れられないジーンの引きこもり。
その問題をクリアするためにジーンが弾きだした解決案がハジケすぎててめっちゃ笑いましたww
いやー。この「名案だろ!(・∀・)」なジーンも楽しかったんですが、途中から物足りない感じになってるアレクシアの方がどうなんでしょうこれ。
変態かな?やっぱり変態カップルなのかな??

 

冒頭から盛大に笑わせられましたが、今回も最初から最後までジーン&アレクシアの変態言動バカップルが突き抜けていて楽しかったです。
ジーンはもはや「肉体関係」って言いたいだけですよね?
あとアレクシアも常識人っぽいスタンスでいるけれどやっぱり変人ですよね?(殺人鬼退治のシーンを読み返しながら)

 

そんなバカップルですが、アレクシアが恋を自覚したなら次巻くらいからちょっと変化が出てくるかなぁ?と期待してます。
今回は良い感じにお邪魔虫が入ってふたりの関係が刺激されましたからね。ロキアスとかナターシャとか。
入れ替わり現象のせいで浮気現場乱入みたいになってるのは楽しすぎましたww

 

楽しいラブコメパートの一方で、シリアスな身分問題が描かれるのも1巻同様。
「隷民」への憎悪はやはりゾッとするものがありますね。「花族」の特権意識にしっかりとした理由付けがあるだけに、なかなか簡単には解決できない問題なのでしょう。

ただ、有力者である六花爵が敵に回らないとわかっているためか、そこまでシリアスにハードさがないのは読みやすくて良いです。適度なスパイスで留まる感じ。
最後の六人で円陣組んでるところとか、とても素敵なシーンでしたしね。友情が芽生えていく様子がとても良い。

 

それにしても、今回の一連の騒動を解決できた召喚成功の理由がいまいち分からないですね・・・・・・。
本人も結果を期待していなかっただけに、どうして成功したのか謎。
アレクシアの声とか花の形の心臓とかの、まだ回収されていない伏線に秘密があるはず。真相がとても気になります。

 

今回もとても面白かったです!
3巻にも期待しています。

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。