ストロベリアル・デリバリー

『ストロベリアル・デリバリー』(織川制吾著/集英社オレンジ文庫)★★★☆☆

ストロベリアル・デリバリー ぼくとお荷物少女の配達記 (集英社オレンジ文庫)
ストロベリアル・デリバリー ぼくとお荷物少女の配達記 (集英社オレンジ文庫)

2015年10月刊。
配達人と「荷物」の少女の配達日誌的短編集。
かなり不思議な雰囲気のある作品で、これはたしかに小説としては新感覚なのかもしれません。
ただ、すごく既視感のある世界観。個人的には「世にも奇妙な物語」っぽさを感じて仕方ありませんでした。
現代日本が舞台なのに(たぶん)、異世界で異空間な感じがすごくて、読んでいると頭がグルグルしてきます。
読後は乗り物酔いみたいな気分になる作品でした。ちょっと疲れた・・・・・・

☆あらすじ☆
配達人のイットは今日も真っ赤な愛車「ダットサン」にお荷物少女のイソラと荷物を乗せてひた走る。イットが運ぶ荷物の届け先はいつもどこか風変わり。千人以上の人が住む家や辺鄙な土地に暮らす謎の一家など、一筋縄ではいかない彼らの頼みにイットはなぜか巻き込まれて…!?荷物にまつわる、ちょっと不思議な人々と、二人の日常を描く新感覚配達人ストーリー。

以下、ネタバレありの感想です。

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最後の王妃

『最後の王妃』(白洲梓著/集英社コバルト文庫)★★★★☆

最後の王妃 (コバルト文庫)
最後の王妃 (コバルト文庫)

2015年11月刊。
2015年度ノベル大賞受賞作。
夫である国王に愛されずとも、王妃としての矜恃を持って国の最期を見届けた女性の波乱の運命を描いたヒストリカルロマン。
古き良き少女小説の正統ともいえる作品でした。
ページ数こそ少なめですが、ぎゅっと濃縮された物語はとても魅力的。
これは期待の新人さんですね。今回のお話は単巻モノだと思いますが、次回作にも大いに期待しています!

☆あらすじ☆
ルクレツィアは、15歳でアウガルテン王国の皇太子妃となった。しかし皇太子シメオンは一度も彼女の部屋を訪れることはなく、後日、シメオンがマリーという下働きの娘を愛していると判明。ほどなく国王が崩御し、ルクレツィアは王妃となった。そして側室となったマリーが懐妊。それでも王妃としての務めを果たそうと懸命なルクレツィアだったが、隣国に攻め込まれた王国は敢えなく陥落し…?

以下、ネタバレありの感想です。

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へっぽこ鬼日記5

『へっぽこ鬼日記5』(田中莎月著/角川ビーンズ文庫)★★★☆☆

へっぽこ鬼日記5<へっぽこ鬼日記> (角川ビーンズ文庫)
へっぽこ鬼日記5 (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2015年7月刊。
前巻に引き続き、南鬼のお家騒動(?)に巻き込まれた恭たちですが・・・・・・
うわぁあああ何てとこで止めるんだぁああああ!!!!!(((゜Д゜;)))

☆あらすじ☆
ネット発!超絶人気の異世界トリップ・コメディ、第5弾!!
藤見恭、元学生。異世界で「鬼」に憑依中。南鬼の長の娘・茜姫がさらわれた――ら、なんで俺も救出に向かうワケ?オネエ忍者を味方につけて、花姫様の婚約者選びをするハズが、デス・フラグ立ちまくりの予感…!?

以下、ネタバレありの感想です。

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