異世界迷宮の最深部を目指そう5

『異世界迷宮の最深部を目指そう5』(割内タリサ著/オーバーラップ文庫)★★★★☆

異世界迷宮の最深部を目指そう 5 (オーバーラップ文庫)
異世界迷宮の最深部を目指そう 5 (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2015年10月刊。
ついに始まった武闘大会。今回もとても面白かったのですが、読んでて辛くなるくらいカナミが心身共にボロボロ・・・・・・
そしてヤンデレヒロインズの狂気ががが(((゜Д゜;)))

「異世界迷宮の最深部を目指そう」特設サイト

☆あらすじ☆
「三十層の守護者を打ち破ったら、真実を教えてやる」
パリンクロンにそう告げられ、舞闘大会に出場することになったカナミ。その後、スノウの提案により竜退治に旅立ったカナミは、リーパーと話すうち、自身の置かれた状況に疑念を抱く。記憶喪失の元凶が腕輪だと考えたカナミはローウェンに腕輪の破壊を相談するが、なぜかその依頼を拒否されてしまい……。方法を探すカナミに手を差し伸べたのは、かつての彼を知るラスティアラで――!?
因縁渦巻く舞闘大会が幕を開け、自身の誓いを違わなかったとき――
少年は《全て》を思い出す。

以下、ネタバレありの感想です。

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ぷりるん。 特殊相対性幸福論序説

『ぷりるん。 〜特殊相対性幸福論序説〜』(十文字青著/一迅社文庫)★★★★★

ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫)
ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫)

2009年7月刊。
ずっと読みたいと思っていた第九シリーズの第1作。
ライトノベルの枠内でここまで描くとは、と戦慄しました(;`・ω・)
本作は全般的に病的だしアブノーマルな性描写や鬱要素が盛りだくさんで、ぶっちゃけ地雷要素ばかりです。人によっては嫌悪が勝って途中で投げ出したくなるかもしれません。

でも私は好きだ。とっても好きだ。

「薔薇のマリア」や「灰と幻想のグリムガル」で十文字青の描く青春に心を奪われてきた私ですが、そんな私が読むべき青春小説はこれだったのですね。
高校生の憂鬱な恋と性を描ききった傑作であり、「ぷりるん。」というタイトルにたどり着くまでに、たくさん間違って悩み苦しんで傷つけて傷つけられる物語。
陰気で重い展開に心を削られながらも読み進め、ようやくたどり着いた結末には胸がいっぱいになりました。なんて爽やかな読後感・・・・・・最高でした。

☆あらすじ☆
ラブラブ光線絶賛放射中な妹―うずみ(♀)。元・天才美少女、自由奔放な姉―綾(♀)。みんなのアイドル、気になるクラスメイト―桃川みう(♀)。脚がステキな憧れの先輩―小野塚那智(♀)。彼女たちに振り回される人―ユラキ(♂)。ユラキの悩みは今日もつきることなく、“ぷりるん”はまた現れる。新感覚系ラブストーリー誕生。

以下、ネタバレありの感想です。

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