落第騎士の英雄譚8


『落第騎士の英雄譚〈キャバルリィ〉8』(海空りく著/GA文庫)★★★★☆

落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)8 (GA文庫)
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前巻の感想はこちらから


2015年10月刊。
アニメ放送中の本シリーズですが、原作の方も最高潮。
準決勝2試合が描かれる第8巻は、流石の盛り上がりでとっても熱かったです!!
ああ早くこの続きが読みたい!!!

☆あらすじ☆
≪紅蓮の皇女≫vs≪風の剣帝≫、≪無冠の剣王≫vs≪凶運≫ 因縁に終止符を打つ準決勝開始!
無数の剣で磔にされた珠雫と、その前で哄笑する天音―― 一輝の対戦相手を決める準々決勝の戦いは、開始前の惨劇で幕を閉じた。そして迎えた七星剣武祭準決勝戦。≪紅蓮の皇女≫と≪風の剣帝≫、二人のAランク騎士は、かつてない規模で会場全体を蹂躙しつくす、埒外の戦いを繰り広げる。さらにもう一つの準決勝、≪無冠の剣王≫と≪凶運≫の戦いは――
「僕、――この試合を棄権しようと思うんです」
天音の思わぬ発言で波乱の幕開けとなった! どこまでも翻弄してくる天音に、揺るがぬ覚悟で対峙する一輝。最愛の恋人と約束した、決勝の舞台に向けて突き進む第八弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

前巻ラストの真相からスタートする第8巻。
珠雫・アリスVS天音の失格前提の場外乱闘ではあるものの、それに臨んだ珠雫の深い愛情に震えます。
本当にできた妹なんだよなぁ。
珠雫の一輝に対する愛情は、異性としての愛をはじめとした色んな形の愛情が混ざり合ったものだということは以前から語られていましたが、こうも悲壮な決意を見せつけられると改めてその愛の深さに感銘を受けます。

なんだかんだいってステラのことを認めていてるのも珠雫の良いところなんですよね。将来は楽しい義姉妹になりそうw

それにしても、壁を打ち破ったステラさん、イラストが男前すぎて笑いました・・・・・・w
ステラは本当に格好いいヒロインだなぁ。

 

そんな前哨戦を入れつつ、物語は今回のメインである準決勝戦へ。

まずはステラVS王馬

パワーVSパワーの迫力あるバトルはとても熱かった!!
王馬の純粋に願いを貫こうとする姿は敵ながら天晴れ。しかしそれすらも打ち砕くステラの圧倒的な力といったらもう。
ドラゴンかー・・・ドラゴンなら仕方ない・・・・・・技名は伏線だったんだと今さらながら驚きました。
というか強くなりすぎでは!?
このバケモノ相手に一輝が勝てるのか。
アニメを見ながら初期のステラを思い返したりしていたのですが、あの頃の彼女のネックだった経験値不足は巻数を重ねるうちにいつの間にか埋まってしまったんですね。本当に反則的なまでに強くなっちゃって。
一輝が見つけた勝算が気になるところ。

 

ステラ勝利に続いて始まるのはもう一つの準決勝、一輝VS天音

試合中に明かされるのは天音の過去。
あまりにも強大すぎる能力がもたらした彼の境遇は悲惨そのもの。
頑張っても自分の努力を認められないっていうのは、心を腐らせるには十分な環境だよなぁ。根が真面目ならなおさら。
まぁ最後の作者あとがきで全部台無しでしたが!w

そんな人生を台無しにするレベルの天音の能力をどうやって攻略するのかと思いきや、そこはさすがの一輝といったところでしょうか。
完全無欠の身体コントロールは彼の武器なわけですけど、まさか心臓を自分で動かすとはww脳へ委譲ってwww
ステラとは違う方向で一輝もバケモノでした。なんて恐ろしいカップルだ・・・・・・。

天音に対して一輝があの言葉を贈るシーンも素晴らしかった。
諦めることを決して自分に許さなかった一輝だからこそ見せることができた背中。
一輝も本当に格好良い主人公だなぁ。

 

さぁいよいよ次は決勝戦!!
1巻で一輝とステラが交わした月下の誓いがようやく果たされるときがくるんですね。
これを読みたくて読みたくて、本当に待ちに待っていました。
今回のラストシーンだけでもふたりの熱さに若干泣いてしまったので、試合が始まったらどうなるんだ私。ハンカチ用意しなきゃ・・・・・・!

 

ところで、この大会が終わったらこのシリーズってどうなるんでしょう?
《解放軍》との戦いとか、今回王馬の口から出てきた「暴君」とかの存在を考えると、外に飛び出す感じになるのかな?
次のステージが見えてきたので、今後の展開にも期待が高まります。

 

何はともあれ次で七星剣舞祭編はクライマックス。
9巻がとても楽しみです!!

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