レイデ夫妻のなれそめ2 王宮に咲く君の花


『レイデ夫妻のなれそめ 王宮に咲く君の花』(山咲黒著/ビーズログ文庫)★★★★☆

レイデ夫妻のなれそめ 王宮に咲く君の花 (ビーズログ文庫)
レイデ夫妻のなれそめ 王宮に咲く君の花 (ビーズログ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから
レイデ夫妻のなれそめ | 晴れたら読書を
2015年10月刊。
元仮面夫婦のいちゃラブファンタジー第2弾。
糖度増し増しで新たな伏線も張られ、面白いシリーズになってきました!
この天然純粋培養の皮をかぶった主人公、良いなぁ好きだなぁw
それにしても、あらすじは「夫の秘密」とありますけど、どちらかというと・・・・・・?

☆あらすじ☆
夫には、まだ秘密があるの――? 仮面夫婦のなれそめ続編!
互いに仮面を外し、遅い蜜月を過ごすレイデ夫妻。そんな折、妻リナ宛に王宮から招待状が! 愛しい妻との時間を邪魔された夫ザイラスは露骨に嫌な顔だが、王の呼び出しでは断れず……『完璧な夫婦』の仮面を被り直し、王宮へ。そこでは不可解な事件が起きており、再び魔物解放団の影が! 調べていくと、仮面を外したはずの夫の“まだ知らない過去”が垣間見え――!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

仮面夫婦を卒業したレイデ夫妻。
いちゃいちゃべったりしている夫婦のもとに王宮からの招待状が届き、そこで再び魔物解放団絡みの騒動に巻き込まれる、というのが2巻のストーリーでした。

 

レイデ夫妻のらぶらぶっぷりは前巻よりもさらにパワーアップw
ザイラスの下町口調(?)がやっぱりちょっと苦手なのですが、彼のとりあえずまずは妻を愛でる!という根性は素晴らしかったです。うぜぇ・・・・・・とか思わない妻でよかったね!

 

しかし、この夫婦の上下関係ってどう考えても妻が上で夫は下僕ですよね・・・・・・。
リナレーアの何がすごいって、ぽややんとした純粋培養お嬢様然としておきながら、その実、貴族的な駆け引きはお手の物だし、空気の読み方が半端ないし、自分のあざとい言動の効果はしっかり理解しているし、という強かな女性であること。
一歩間違えれば相当な腹黒ヒロインですが、それでもやっぱり純粋さのイメージの方が強烈に残るってのがすごい。
「清濁をも飲み込んで、黒さえ白に変えてしまう強さを持っている」というヴァルターの言がまさに言い得て妙って感じですね。
これはザイラスじゃ勝てないわ・・・・・・リナレーアはこれからもニコニコしながらザイラスを手のひらの上でコロコロするのでしょう。うん。幸せな夫婦像ですね!

 

そして初登場したヘンリック王
クセ者キャラっぽいと前巻で予想していた王様はやっぱりクセ者でした。でも片思い相手は予想外だったなぁ。そっちか!
この人の愛もザイラス並に粘着質なのがちょっと笑えますw

 

さてさて、今回もやはり出てきた魔物解放団とマリアンヌ。
マリアンヌの目的と彼女の正体(魔物っぽい力の秘密とか)が気になるところですねー。そこらへんは次巻以降になるのでしょうけれど。

そして、今回は魔物騒動を通してザイラスの過去を掘り下げていく回だったのですが、読み終わってみるとむしろリナレーアの過去の方が気になってしまうような。
マリアンヌが言った「壊れたお人形が、自分が壊れていると自覚しているはずもない」とはどういう意味なのでしょう?
リナレーアが「壊れたお人形」?
一度壊れてしまったものはまた壊れやすい、とは??

 

これに関係しているのかは不明ですが、リナレーアがどこかザイラスに遠慮があるように思えるのが気になります。
ザイラスと違って苦労や不幸を味わったことがない自分を引け目に感じているのかと思っていたのですが、もしかしてそれだけじゃない?

 

すでに両想いになったカップルを主人公にすると物語が停滞しがちになるものですが、このシリーズはザイラスとリナレーアが「相棒といえるほどの信頼関係」を築くところにゴールがある様子。
最後の様子をみるに、ふたりの信念は微妙にズレがあるようですしね。
ザイラスの強すぎる正しさをリナレーアはどこか受け入れられずにいるようですし、このズレがこの先ふたりの関係に亀裂を生まなければ良いのですが・・・・・・考えの違いを乗り越えて相棒になれるのか。

 

面白くなってきました!
次は姉来襲か。次巻も楽しみです!

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。