ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン8


『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンⅧ』(宇野朴人著/電撃文庫)★★★★☆

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (8) (電撃文庫)
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (8) (電撃文庫)

前巻の感想はこちらから
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン7 | 晴れたら読書を
2015年10月刊。
祝アニメ化!!
本当におめでとうございます。そしてめっちゃ楽しみです!!

それはさておき第8巻。
阿鼻叫喚な前巻ラストから、2年後に時間を移しての新章開幕です。
新章の序章的な内容でありながらも、今回も流石の面白さでした。

☆あらすじ☆
国を大きく揺るがしたクーデターから約二年。第二十八代皇帝となったシャミーユは、反発の気運漂う国内を、トルウェイ中佐やマシュー少佐を従えつつ、強硬な手段をもって治めようとしていた。一方、隣国のキオカ共和国でも小さくない内紛が起こる。その鎮圧にあたったのは、当世の麒麟児ジャン少将。そこで彼は科学者アナライと出会い、進化の兆しを見せ始める。歪みを抱えたままの新生カトヴァーナ。日の出の勢いのキオカ。二国間の熾烈な戦いは、新たな局面を迎えることになる。そしてイクタは…。

以下、ネタバレありの感想です。

 

あの壮絶なバッドエンドからの再スタート。
クーデターの2年後から始まりイクタたちの現状が気になるところですが、前半の舞台はキオカから。焦らします。

 

ジャン少将とアナライ博士の邂逅は一体どんな化学反応をみせてくれるのか。
キオカ側も政治的に一枚岩とは言い切れない状況のようですし、アリオ執政官はめちゃくちゃ腹黒そうですし、ジャンの変化の芽生えがキオカに何らかの影響を及ぼすのは避けられないのでしょうね。問題はそれが帝国、ひいてはイクタたちとの戦いにどう関係するのか。こちらの動向もとても気になってきました。

 

そして後半は満を持して帝国の現状へ。

女帝となったシャミーユ。
恐怖政治をもって強権をかき集め、必死に虚勢を張っているかのようなシャミーユの姿が痛々しくて見ていられません。
ミトカズルクとの戦いのシーンでこそ「シャミーユはあのクーデターで何かが壊れてしまったのか」と思いましたが、ラストの彼女の涙をみると・・・・・・うぅ、限界が近そうで怖い。張り詰めすぎててプツンと切れそうです。

 

そんなシャミーユを支えるはずだった「騎士団」メンバーはというと、マトモであることを保っているのはマシューだけという。マトモであるゆえに苦しんでいるわけですが。
マシュー、大好きだよマシュー。がんばってマシュー(´;ω;`)

ポルミ再登場にちょっとテンションあがった私のドキドキは、マシューの絶望感によってどこかへ押し流されてしまいました。
未だあの頃の面影を引きずっているだけ、彼が一番辛そうなんですよね。

頼るべき仲間も今は・・・・・・。
トルウェイはイグセム化してるし、ハロは・・・・・・やっぱりそういう展開になるのか・・・・・・。

 

そしてイクタ。
もう!しっかりしてよ主人公!!!
こんな廃人同然で再起なんてできるのでしょうか。ヤトリと一緒に心が死んでしまったかのよう。
イクタに語りかけるシャミーユの姿を見ているだけで涙がこみあげてくるので、早くなんとか・・・・・・誰か・・・・・・

 

なんだか状況は最悪なのですが、一体ここからどう物語は進んでいくのでしょう。キオカとの全面戦争?また教団?
不安にビクビクしつつ、9巻を待ちたいと思います。

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