黒猫と伯爵令息 お菓子の家のおかしな事件簿


『黒猫と伯爵令息 お菓子の家のおかしな事件簿』(長尾彩子著/集英社コバルト文庫)★★★☆☆

黒猫と伯爵令息 お菓子の家のおかしな事件簿 (コバルト文庫)
黒猫と伯爵令息 お菓子の家のおかしな事件簿 (コバルト文庫)

2015年10月刊。
お菓子の名前がいっぱい出てくる菓子テロ少女小説。
これでもか!というくらい可愛いらしさが詰まった作品でした。絵本とかマザーグースみたいな雰囲気で、とても軽やかな読み心地。
純粋な少年少女の恋も初々しすぎて、読んでいると照れるレベルです。
たまにはこういう作品も良いものですねー。癒されました(´∀`*)

☆あらすじ☆
魔王の血を引くというバルバストル伯爵家が治める地、アラザン。闇のような漆黒の髪に、輝く金緑の瞳―“黒猫”のあだ名をもつ少女エリーゼ・ルルーは、人間の食事が必要ないはずの伯爵家の料理人に指名された。実は、伯爵令息のアランが魔力を失い、食事なしでは生きられなくなったというのだ。いつも不機嫌で冷たいアランに戸惑うエリーゼだが、彼の深い悩みを知り、力になりたいと思い…?

以下、ネタバレありの感想です。

 

食事が必要になってしまった伯爵令息アランのために、伯爵家の料理人となった少女エリーゼ
エリーゼの作る美味しい食事は怯えていたアランの心を癒やし、やがてふたりは恋に落ちていくという初恋物語なのですが、二人の恋も甘ければ地の文からしてひたすら甘い作品でした。

 

マカロン、クーヘン、アラザン、クーベルチュール、・・・・・・固有名詞が全部お菓子絡みなんですが!
その上でエリーゼがたくさんの美味しそうなお菓子を作りまくるものだから、ほんと読んでるとお腹空きました!!

 

こういう絵本や童話っぽい雰囲気の少女小説は、読んでいるとこそばゆい感じがしてムズムズするのですが、これが楽しかったりもするんですよね。
可愛らしすぎる雰囲気にときめいてしまいます。

 

エリーゼとアランが遭遇する色々な珍騒動も、ユーモアに溢れていて弾むような空気が魅力的でした。
そんな可愛らしい作品ですが、最後のロザリーの話だけはちょっと切ない読後感。少年の行方については思った通りの真実ではあったし、そうするとロザリーにとってあれはハッピーエンドともいえるのかもしれませんけど。でもやっぱり寂しい・・・・・・(´・ω・`)

 

アランとエリーゼの恋については、可愛いくて初々しくて、なんだかもう直視できないレベルでした・・・・・・!
「手を繋ぐ」というステップをこんなに照れくさく描いてしまう作品は久しぶりかも。萌え転がりましたぁー(´∀`*)
「∞」のアレとか、ベタすぎて逆に新鮮なレベルwwなんなんだこれwニヤニヤ止まらぬww

 

たっぷりのケーキを食べさせてくれたような作品でした。
さて、最後は結構綺麗にまとまったのですが続きはあるのかな?
テレーゼ主人公とかでもいけそうですし、邪悪な精霊とかミロールとかの設定を掘り下げても面白そう。
続くのならぜひ読みたいと思いますヾ(*˙︶˙*)

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