ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント1


『ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント1』(ネコ光一著/オーバーラップ文庫)★★★☆☆

ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント 1 (オーバーラップ文庫)
ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント 1 (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2015年9月刊。
前世が最強のエージェントだった少年が主人公の異世界転生モノ。
異世界召喚系は結構読んでいるのですが、実は異世界転生の作品ってあまり読んでなかったような気がします。
転生系お約束(?)の幼少期がちょっとダルくて・・・・・・。
でもこの作品はそんな幼少期に築き上げられる家族の優しい絆が素敵だしちょっと泣けてくるシーンもあったりして、最後まで飽きずに楽しく読めました。
1巻まるごとプロローグではあるものの、続きも期待したい新作です。

☆あらすじ☆
シリウス――かつて世界最強のエージェントだったが、仲間のために命を落とし、異世界に転生をしてしまった少年。
彼は、前世で果たせなかった『後継者育成』を目標とし、引き継がれた知識と経験をもとに、出逢った人々の生き方に大きな影響を与えていく。“師匠”として――そして、時に“憧れの男”として。
「失うものがないなら、俺についてこい。この世界での生き方を教えてやる」
最強のエージェントだった少年が、弟子と共に歩む異世界式育成ミッション、いまここに始動!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

裏社会を生きる最強のエージェントだったシリウス
死んだものと思っていたら異世界に生まれ変わっていたシリウスは、赤ん坊から新たな人生をスタートすることになるのです。

 

というわけで、今回はシリウスの赤ちゃん時代から始まり、従者たちと絆を深めたり様々な人々と出会っていく姿が描かれていきます。

赤ちゃん時代から自我があるせいで、ハイハイする前からトレーニングを始めるという脅威の主人公。
こんな赤ん坊いやだ・・・・・・怖い・・・・・・。
おかげで4歳になる頃にはひとりでモンスターも倒せるようになってますしね。末恐ろしい・・・・・・。俺TUEE系なんですけど、ここまで計画的に生まれた瞬間から鍛えてるんなら仕方ない、とちょっと納得できたりw

 

そんな主人公ですが、面白いと思ったのは彼の目指す道が人材育成にあるというところ。
異世界転生モノのオーソドックスな展開に教官モノ要素が取り入れられていて、なんだか読んでいて新鮮でした。
「子どもが子どもを教え育てる」という傍から見たら首を傾げそうな光景も、精神年齢ナイスミドルな主人公なので違和感仕事しません。

あと、人を育てることに喜びを見出す主人公って見ていて楽しいんですよねー。
ヤレヤレ系タイプの教官よりも熱血指導タイプの教官が好みなこともあって、シリウスの思考とか指導方針はなかなか私のツボをおさえていました。叩いて叩いて叩きつぶす勢いで伸ばす!みたいな。

まぁ私自身としてはシリウスに指導されるの絶対いやですけど。叩きつぶされる。

 

教官モノ的な部分はこれからもっと読めそうなので楽しみです。
おそらく次巻から学校に入学するのでしょうけれど、教師顔負けの指導を同級生にしていきそうな予感。

 

異世界転生教官モノとしても面白かったのですが、この巻はハートフルな家族の物語としても素敵でした。
シリウスと彼を取り囲む従者達の優しい日常は、読んでいてとても和みます。楽しそうに笑う彼らの姿をみていると、良い家族だなぁと心が温かくなりました。
それだけに最後の展開は切なくて目が潤むのですが・・・・・・。

シリウスが初めて母と呼び、その言葉を嬉しそうに受け取るエリナ。
ラストシーンでの彼らの姿を見ることができただけで本作を読んで良かったと思えました。良い話でした。

 

さて、1巻も面白かったのですが本題はここから先なんでしょうね。プロローグで起こっている事件まで辿り着いていませんし、何が起こっているのか気になります。
次巻もとても楽しみです!

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「ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント1」への2件のフィードバック

  1. この作品は「なろう」でとっても掲載を楽しみにしてる作品なのであって嬉しいです。まだ読んでないんですけどやっぱり1巻の最後はエリナさんとの場面でしたか・・あそこはホントに泣けましたよね・・;;
    2巻からはもっと楽しくなるので楽しみにしててください^^(主にラブ方面でw)

    1. カナタさん、コメントありがとうございます!

      エリナさんとのお別れシーンは、本当に涙腺にガツンときました・・・・・・。
      ああいう描写を丁寧に描ける作品は素敵だと思うので2巻以降も期待しているのですが、そうですかラブ方面が・・・・・・。それはぜひとも読まなければ!!ww

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