現代魔法のいらない魔術師 下僕と生きる第二の伝説


『現代魔法のいらない魔術師 下僕と生きる第二の伝説』(三河ごーすと著/講談社ラノベ文庫)★★★☆☆

現代魔法のいらない魔術師 下僕と生きる第二の伝説 (講談社ラノベ文庫)
現代魔法のいらない魔術師 下僕と生きる第二の伝説 (講談社ラノベ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2015年9月刊。
吸血鬼の魔王を討伐した帰り道に、2000年後の未来へと召喚されてしまった最強の魔術師が主人公の現代ファンタジー。
「中身おじいちゃんかな?」って思うほど落ち着いた主人公とツンデレヒロインのドタバタラブコメや、人類の敵である吸血鬼との戦いなど、王道を楽しめる作品だったと思います。
科学で量産可能になった現代魔法と、すでに廃れてしまった古代魔術の長短がハッキリしていて、その違いをうまく利用していたのも面白い点でした。
そんな感じで特に不満はないのですが、ただひとつ口絵のネタバレだけはどうにかならなかったのか・・・・・・。
まだまだ序章な1巻なので、次巻以降に期待したい新作です。

☆あらすじ☆
魔術師ロウエン・カフ・エグゼンプリオは、人類で最初に魔術を生みだした伝説の存在。魔王討伐の旅を終えて祖国に帰ろうとした彼は、科学の力を借りた《現代魔法》が主流の世界に召喚されてしまう。召喚主を名乗る少女マリアがロウエンを下僕にするべく支配魔術をかけるが――手違いが発生。逆にマリアがロウエンの下僕となることに……! 最強の古代魔術師がマイペースに現代魔法学院を生きる第二の英雄譚、開幕!

以下、ネタバレありの感想です。

 

舞台となるのは、科学によって魔法が整備された現代日本。
そこに召喚された最古の魔術師ロウエンと、召喚主である少女マリアの出会いから物語はスタートします。

 

マリアがロウエンを召喚した理由は、吸血鬼への対抗策として古代魔術を蘇らせたかったから。
そこで古代魔術と現代魔法の違いが語られていくわけですが、この2つのバランスがうまくとれているところはかなり好印象でした。

 

使用者が限られ(向き不向き有)、魔法陣が必要で時間はかかるものの、威力は大きい古代魔術。
科学に裏付けされ、誰でも使える量産品ではあるものの、威力が限定される現代魔法。

 

どちらかが圧倒的に優位というわけではなく、最終的には両者の良いところをツギハギして戦うというのが面白かったです。
ロウエンのカスタマイズが楽しいんですよね。魔法陣コピーのところとか。そんなのアリなんだ!とびっくりしました。

 

ラブコメパートの方は弱冠のテンプレ具合が気になりましたが、ツンデレマリアは可愛かったですw
最初は身勝手さが苦手でしたが、なりふり構わない理由がわかると同情してしまいましたし。
支配魔術云々については、まぁお約束という感じで( ´ ▽ ` )

 

一方のロウエンはすごくおじいちゃんっぽさを感じたのですが(達観してるというか若さを感じないというか)、その理由については終盤で、ロウエンは実は真祖クラスの吸血鬼だった!という衝撃の事実が明らかになったことで納得。年齢についてたぶん本編では触れていないと思いますが、外見年齢が一致しない感じなのかな。

ただまぁ、ここに関しては、口絵を見た段階で察することができてしまえたというか(;`・ω・)
一応顔は隠してますけど、・・・・・・うーん、バレバレですよ?
むしろあれでロウエンじゃなかったらそっちの方が驚きです。
あの口絵さえなければもっと素直にどんでん返しを楽しめたかと思うと、とても勿体ないです。展開自体は意外性があったと思うのに。惜しまれる。

 

そんな微妙なマイナスポイントはありましたが、基本的には楽しめる作品でした。
謎が多く残ってますし、次巻に期待します(`・ω・´)ノ

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