『わけあり商人の皇宮録 〜花嫁到来!?皇帝代行はじめました〜』(九月文著/ビーズログ文庫)★★☆☆☆
わけあり商人の皇宮録2 ~花嫁到来!?皇帝代行はじめました~(ビーズログ文庫)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
前巻の感想はこちらから
2015年9月刊。
シリーズ第2弾にして展開めっちゃ早いですね・・・・・・。
今回も陰謀満載なのは良いのですが、なんだか置いてけぼりを食らった気分です。
☆あらすじ☆
大商人の令嬢だけど少年姿で商売に励むマィヤ。そこに突然「皇帝になれ」との命令が。実はわたし、女なんですけど……えっ、報酬は思いのまま!? 皇帝代行を始めたマィヤの元にまさかの“花嫁”が! しかも異国の王女の花嫁はサフィードと顔見知り!? マィヤは自分と出会う以前の彼の過去が気になって――? ピンチもラブも大増量! 二人の関係が動きだす第2巻!
以下、ネタバレありの感想です。ネガティブ注意。
秘密の大切なお姫様のはずが、命の危険がある皇帝代行業とか。
どういうことなのとビックリしたのですが、そこらへんはしっかりと説明がありました。
・・・・・・あったんですが、なんだかよく分からなかったのはちょっと流し読みしちゃったせいでしょうか(;`・ω・)
色々説明をつけてはいるのでしょうけれど、どれもあまり理由になってないような気がして物語に集中できませんでした。後付けとこじつけな感じを拭えなかったんですよね。
女帝は娘をどうしたいんだろう。女帝の真意がいまいちどこにあるかわからなくて困惑。
ストーリーの方も、うーん。
悪くはないんですが、なんだか乗り切れず。国同士の力関係がよく頭に入っていなかったからかもしれません。
外交とか駆け引きとか色々盛りだくさんではあったものの、楽しむことができませんでした。
ラストは今回の流れからいけば自然かもしれませんが、2巻であることを考えると急展開。意外にお別れは早かったかなぁと。
今回はあまり楽しめませんでしたが、本物の皇帝はどこ?とか、この後サフィードとマィヤはどうなっちゃうの?とか、まだ気になるところはあるので、次巻は一応読む予定です。たぶん。