かくりよの宿飯2 あやかしお宿で食事処はじめます。


『かくりよの宿飯二 あやかしお宿で食事処はじめます。』(友麻碧著/富士見L文庫)★★★★☆

かくりよの宿飯 二 あやかしお宿で食事処はじめます。 (富士見L文庫)
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前巻の感想はこちらから
かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。 | 晴れたら読書を
2015年9月刊。
あやかし飯テロシリーズ第2弾。
飯テロの威力が高まっている気がします。昼抜きの私になんという試練を・・・・・・。
そして大旦那様、こんなにわかりやすくデレる人だったっけ?と戸惑うほどに甘い雰囲気が。ニヤニヤしてしまうー!

☆あらすじ☆
大旦那に食事処「夕がお」の開店を認めさせた葵。だが、鬼門中の鬼門といわれるその場所はなかなか一筋縄ではいかず……。お客を呼ぶためにあの手この手を考える葵だったが、何者かの妨害に見舞われ――!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

祖父の借金返済のため、食事処「夕がお」を開店した葵。
しかし鬼門の場所にあるためか、それとも宣伝費もかけられない苦しいお財布事情のためか、はたまた嫌がらせをする従業員たちのせいか、お客が全然来ないという先行き不安なスタートとなってしまい・・・・・・というのが2巻のストーリー。

 

葵の、逆境にも負けない不屈な魂は前巻同様。
相変わらず、何が起こってもなんとかしてくれそうな不思議な安心感がある主人公です。あと本当に葵は根性がありますよねぇ。格好いいなぁ。

 

そんな葵が作る料理の、飯テロっぷりは前巻以上。
いやほんと美味しそうでした。
序盤のおにぎりからすでにやばい。エビ!味噌!マヨ!なんだそれめっっちゃ美味しそう!!
葵の料理は簡単な手料理に「それ入れちゃうとか絶対美味い!」となる一手間があるのがすごく良いのです。すごくお腹すきます。

 

今回も色々と大変ではあったものの、前回と違って、葵に味方をしてくれる妖怪達が最初からたくさんいるから、逆境の中にあっても穏やかな気持ちで読むことができました。着々と隠世での居場所を作ってるなぁ。

 

そうなると気になるのは大旦那様との関係。

あれ?大旦那様ってこんなに分かりやすくデレを示してくれる人でしたっけ?
前巻はもうちょっとクールなイメージだったのですが、今回は少女小説ヒーローもかくやのデレっぷり。
雨散歩&温泉卵のシーンとか、葵お手製お弁当に釣られちゃうシーンとか、やたら可愛すぎて悶えました。
葵ももうちょっと心を開いてあげたらいいのにとは思いますが、前巻よりも確実にふたりの距離は縮まっていてニンマリw

今回の一連の話で「夕がお」は軌道にのりそうですし、借金返済もどうにかなりそうな感じですが、ぜひ大旦那様には初志貫徹してもらいたいですね。嫁入りものなんですから、ちゃんと嫁入りしないと!

 

隠世の世界観も前巻よりさらに広がりを見せてくれました。
妖王家とか、異界珍味市とか、良い感じに異世界感がでてきましたねぇ。
あと葵以外の人間のお嫁さんがいるのが地味にびっくり。羽衣に込められた花嫁達の複雑な想いに、隠世で人が生きていくことの大変さが垣間見えたような・・・・・・でも律子さん夫婦は幸せそうだったし、葵もきっと大丈夫に違いない。

 

今回もとても面白かったです。
天神屋内部ではついに厨房と和解したことだし、次は外部との戦いになっていくのかな?
金髪の座敷童(?)の正体が気になりますし、葵が妖的云々という話の中で大旦那様が言った「特別」も意味深。
これは続刊が出るってことですね。3巻もとても楽しみです!

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