カーマリー地方教会特務課の事件簿1


『カーマリー地方教会特務課の事件簿1』(橘早月著/ぽにきゃんBOOKS)★★★★☆

カーマリー地方教会特務課の事件簿(1) (カーマリー地方特務教会の事件簿)
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2014年3月刊。
悪魔退治系のゴシックファンタジー。
関西弁の聖騎士が左遷された先は、殉職率トップを誇るカーマリー地方教会特務課。そこで待っていたのは不良神父オブザーをはじめとする気の良い特務課メンバーたち。
前半はほのぼのとして空気で和やかに特務課の日常が描かれていきますが、それも後半に一変。前半のゆるい空気に騙されて痛い目をみてしまいました・・・・・・面白かった!泣いた!(´;ω;`)

☆あらすじ☆
「隊長、これ『左遷』って言いませんか?」
レストラニクス聖教国神教会聖騎士団の若き騎士であるジークフリートは、ある日、騎士団の上司・サーバルト卿から食事の誘いを受ける。「イイ話」に違いないと思い込んでいたシークフリートは、なんと「カーマリー地方教会特務課」への人事異動を受けてしまう。カーマリーといえばやたらと悪魔や不死の魔物の発生率が高い土地で、その特務課といえばそういった魔物退治などでレストラニクス東方教区一番の殉職率を誇る職場だった!しかもサーバルト卿がカーマリー特務課主任に賭けチェスで負けた代償に、若い人員を差し出すという、なんともお粗末な約束が成立し、見事にジークフリートに白羽の矢が立ってしまったのだった・・・。ああ、哀れや、ジークフリート・・・。あまりにもひどい仕打ちに自暴自棄になりつつも、「左遷」を受け入れカーマリーにやってきたジークフリートは、そこで見慣れない黒い片眼鏡を掛け、背が高く神父でありながら僧服の襟元は大きくはだけている金髪で長髪の男~特務課主任・オブザーに出会う。

以下、ネタバレありの感想です。

 

上司の負け分&アミダクジという名の神の導きで、東方教区トップの殉職率を誇るカーマリー地方教会特務課に左遷された聖騎士ジークフリート
死にたくない!と半泣きで左遷先に赴いた彼を待っていたのは、金髪片眼鏡の不良神父オブザー主任とその仲間たちなのでした。

 

最初はジークフリートが主人公かと思ったのですが、どちらかというと特務課メンバーたちの群像劇という雰囲気で物語は進みます。
そして4編構成の最初の3話まで、ほのぼのとした特務課の日常が描かれていきます。
彼らの日常は、ゾンビ退治したり、見習いの試験勉強をみたり、主任の隠し子騒動が起こったりと、騒がしく慌ただしい日常ではあるものの、基本的には仲良しの特務課メンバーにほっこりしてしまいました。

 

登場キャラは誰も彼も魅力的。
帯にはオブザーのことをオラオラ系と書かれてありましたが、そうかな??
確かに不良神父ですけど、基本的に部下想いで優しいし、そんなに強気に出たりしないし。むしろあふれ出る良い上司オーラ。
そんなオブザーを補佐するブラウン神父も特務課のお父さん(お母さん?)みたいな優しげな雰囲気が素敵だし、なんだかんだでジークもあっさり馴染んでる。

 

あれ、殉職率トップの言葉が強烈すぎてびびってたけど、ゆるい日常系の話なのかな?

 

とか油断したのが良くなかった。

 

最後の「楽園に捧げる鎮魂歌」は衝撃的でした。
なんだかんだピンチに陥りつつもみんな仲良く日常を過ごしていくと思っていただけに、こんなに早く殉職者が出るなんて。
しかも影の薄いモブじゃない重要キャラ・・・・・・泣くわ・・・・・・あれだけ愛着もたせといてこんなのひどいよ(´;ω;`)

 

そうかー、殉職率はダテじゃないのかー、これからもこんな感じで死地が続くのかー、と遠い目をしてしまいました。
これは先を読むしかないです。超気になる。

最後の悪魔を呼び出した黒幕も分かりませんし、オブザーたちの復讐が成し遂げられないことにはこの哀しみは晴れません。

 

目には目を、死には死を!

 

ということ2巻も読みます( ・ㅂ・)و ̑̑

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