東京侵域:クローズドエデン2 Enemy of Mankind[下]


『東京侵域〈インローデッド〉:クローズドエデン 02.Enemy of Mankaind [下]』(岩井恭平著/角川スニーカー文庫)★★★★☆

東京侵域:クローズドエデン 02.Enemy of Mankind (下) (角川スニーカー文庫)
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前巻の感想はこちらから
東京侵域:クローズドエデン1 Enemy of Mankind[上] | 晴れたら読書を
2015年9月刊。
待望の下巻!今回もとても面白かったです。
物語的には一区切りついた感じですが、気になる伏線が出てきたことですし、むしろ本題に入ったのかも。

☆あらすじ☆
“EOM”が支配する“臨界区域”に戻ってきた蓮次と叶方。しかし、救務庁の待ち伏せで叶方が人質に!人気アイドルという正体がバレたうえに、命の危機にも晒される叶方。だが、蓮次を狙う“金色の糸”の襲撃で状況は一変し!?同じ頃、別の場所では“上級者”の精鋭・人工衛星ヒマワリと、二刀流の剣士・魚瀬鞠緒が動き出す。さまざまの想いが交錯するなか、蓮次と叶方は宿敵“ハーメルン”を倒し、大切な人たちを取り戻せるか!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

上巻もそうでしたが、下巻はそれ以上に猛スピードで駆け抜けていきました。

救務庁の待ち伏せから始まり、謎の敵「ツイスター」の恐怖にさらされ、そこに怪物女剣士魚瀬が参戦してきての大混戦。
人間同士の争いにEOMはお構いなしでフラっと出てきたりもするわけで、死闘に次ぐ死闘にハラハラしました。

 

今回何よりも脅威だったツイスター。
ツイスターの正体はこいつだろ!と思ってた予想が、キムラの死であれ!?となって、そこからさらに裏切られてしまいました・・・・・・。
最初の直感は正しかった。
というか、あんなにバケモノの巣窟化していた秋葉原にキムラが行って帰ってきてる時点でどう考えても罠ですしね。

キムラがおかしくなった原因はやはりDQNキラキラネームのせいなのか。名前に「処女」がつくのは死ぬほどいやです。そりゃ性格が歪んで仕方ない。
キムラの名前の話については、これまでに読んだ、どんな「敵が抱える悲壮な過去」よりも切ないモノを感じてしまいました・・・・・・名前だいじ。

 

連戦の果てに、ついに「ハーメルン」のもとに辿り着いたレンたち。
ヒマワリとアングリィの秘密には驚きました。これは一体どういうことなのか。境界線を壊す?次の段階??
キムラがほのめかしていた「救務庁がレイダー狩りに躍起になる理由」と「クリプテッドがショットを落とす理由」と関係があるのでしょうか。

 

叶方と蓮次が取り戻したかった大切な人は帰ってはきませんでしたが、それでも二人の進む方向性が間違ってなかったのは大きな収穫。
今回のことで救務庁の勢力が増すことに言及されていますが、1巻よりも随分希望の持てるラストだったと思います。
むしろここからが本題でしょう。EOMの狙いが外に出ることにあるのであれば、更なる激戦が予想されるわけですし。

 

たとえ激戦が待っていたとしても、蓮次と叶方のコンビなら大丈夫でしょうけどね!
恋人のような甘い関係では全然ないのに、心の奥底から強い絆で結ばれている男女コンビって良いですよね。
この二人組、ほんと好きです。

 

最後はなんとなく「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいな雰囲気を感じてしまいましたが、続刊はきっと出ると信じて。
3巻が楽しみです!

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