黒鋼の魔紋修復士13

『黒鋼の魔紋修復士〈ヒエラ・グラフィコス〉13』(嬉野秋彦著/ファミ通文庫)★★★★★

黒鋼の魔紋修復士13 (ファミ通文庫)
黒鋼の魔紋修復士13 (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから
黒鋼の魔紋修復士12 | 晴れたら読書を
2015年8月刊。
まさに堂々たる完結巻。
「この作品はラブロマンスです」と著者が仰るとおりの甘さをみせつつ、全てに決着をつけてみせた、シリーズの最後を飾るに相応しい1冊でした。
このシリーズを読んで本当に良かったです。

☆あらすじ☆
ディヤウスとしての己の出自を知った上で、その手でメルディエトを葬ったディー。彼の苦悩を包み込むかのように、ヴァレリアはディーと結ばれる。一方その頃、カリンと決着をつけようと願うダンテと、ついにルオーマに直接攻撃をかける用意を整えたルキウスとオルヴィエトはユールローグを出立する。それぞれの相手を迎え撃つべく、カリンが、シャキーラが、そしてディーとヴァレリアが最後の戦いに臨む! 大人気ファンタジーアクション、堂々最終巻!!

以下、ネタバレありの感想です。

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姫の華麗なる奴隷生活

『姫の華麗なる奴隷生活』(宇津田晴著/小学館ルルル文庫)★★★★☆

姫の華麗なる奴隷生活 (小学館ルルル文庫 う 1-27)
姫の華麗なる奴隷生活 (小学館ルルル文庫 う 1-27)

2015年8月刊。
王女に生まれながらも傭兵として育った主人公。彼女が自国を守るために乗り込んだのは、属国から大使として集めた姫や美女を奴隷として飼うような外道の帝国。
そんな帝国の暴走を食い止めるために手を組む王女と皇子の物語です。
とても面白かったのですが、これ最近の少女小説的にOKなの?ってドキドキしてしまいました。
美女の奴隷設定は想像以上に醜悪でエグいものでしたが、政争モノとして読み応えもあり、少女小説らしいラブコメも堪能できる良作。
続編も視野に入れているそうなので、ぜひシリーズ化してほしいです!

☆あらすじ☆
傭兵団のワイルドな男たちに育てられた、拾われ子の少女アメリア。ある日、自分の正体が行方知れずだったグリーフ王国の王女だと知り、びっくり!兄王から帝国の横暴と自国の危機を聴いたアメリアは、正義の怒りを燃やし、帝国を全力でぶち壊そうと決意。みずから「貢ぎ物王女」として帝国に乗り込むアメリアだが、皇位継承権を剥奪された悪名高い皇子ウイリアムが「飼い主」に決まって・・・!?甘い恋と野望が渦巻くラブコメ・ファンタジー!

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翼の帰る処3 歌われぬ約束(下)

『翼の帰る処3 歌われぬ約束(下)』(妹尾ゆふ子著/幻冬舎コミックス)★★★★☆

翼の帰る処 3 ―歌われぬ約束― 下
翼の帰る処 3 ―歌われぬ約束― 下

2012年12月刊。初出は幻狼ファンタジアノベルス2011年8月刊。
爆弾大量投下の上巻に続く、なんとも苦い後味の下巻。主従の絆が救いです。

☆あらすじ☆
皇帝の策略によって罠に陥ったヤエトは、ルス公当主ライモンドと対面し、逃亡した商人を引き渡すよう要請する。要求は受け入れられたものの、無理がたたって倒れてしまうヤエト。からくも北嶺に戻るが、皇帝の策略を阻止するため、ヤエトは無理を押して再び北方へ向かうことを決意する。それを決断させた裏には、“過去視”の力で出会った謎の少女・ルシルの願いを聞き入れたいという思いがあり―。

以下、ネタバレありの感想です。

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