『魔剣の軍師と虹の兵団〈アルクス・レギオン〉Ⅲ』(壱日千次著/MF文庫J)★★★☆☆
魔剣の軍師と虹の兵団(アルクス・レギオン) (3) (MF文庫J)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
前巻の感想はこちらから
2015年8月刊。
今回もめっちゃ笑いましたww
アウトな連中ばかりのファンタジー戦記第3弾。変態が飽和状態ですね。
ストーリーの方も面白い展開になってきて、今後がとても楽しみです。
☆あらすじ☆
ダンテ将軍との決戦に勝利し、ついにトレントの地から敵勢力を駆逐した「魔剣の軍師」ジュリオとアウトな仲間たち。だが、敵国ロンバルディアの弱体化は、新たな脅威を招くことに。南の強国ホルムの内乱の勝者となった簒奪王アレクサンドルが、教皇国の力を借りて、ロンバルディアへの侵略を画策。その野望の標的に自国トレントが含まれることを看破したジュリオは、クリスティーナや仲間たちの助言を受け、幽閉されたロンバルディアの不屈王子ことカンパネルラ擁立のため、救出に乗り出す。伝説と虚飾に彩られたジュリオたちの戦いの舞台は、ついに祖国を飛び出す!?―見た目はまとも、頭脳はおバカ。戦記業界戦慄のおバカ系ファンタジー戦記、第3弾!
以下、ネタバレありの感想です。
今回はトレントとロンバルディアが協力して、敵国ホルムの侵攻に立ち向かうというストーリー。
今まで戦争してきた両国が共闘、ということで手を取り合うのがなかなか大変。そこで出てくるのがキーパーソン・カンパネルラ王子なわけですが・・・・・・。
はいっ、こいつもアウトーー!!
知ってた!
また変態が増えたのは、「類は友を呼ぶ」の方が正しいと思いますw
あっさり見破ったジュリオの変態ソムリエっぷりに磨きがかかってる・・・・・・(;`・ω・)
それにしても圧迫フェチとは。踏まれて喜んでるとかドMのエスメラルダとキャラがかぶってるじゃないですか!飽和状態すぎる!!
ただエスメラルダが万能全方位ドMで、カンパネルラは一転特化型圧迫フェチだから、違うっちゃ違うのか。ごめんなさい何を言ってるのかちょっとよくわかなんないですね。
今回も変態が増えつつ、でもちょっと良い話もあったりして。
特にトリスタンがただのロリコンから愛情深いロリコンなところを見せてくれました。ルーナのことほんとに大事なんだなぁとほっこり。
まぁすぐ元に戻るんですけど。
無事にホルムのアレクサンドルを撃退したトレントとロンバルディア。
両国の和平も実現してハッピーエンド・・・・・・とは、どうもならなさそうです(・ω・;)
ついに正体を現した「エヴァ」。
今後は彼女との戦いになっていくんでしょうか。
ルーナが魔剣であることの理由もわかりましたが、彼女は「エヴァ」と戦えるのかな?
操られてしまったファウスタがどうなるのかも気になるところ。
4巻も楽しみです!