北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし


『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』(江本マシメサ著/宝島社)★★★★☆

北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし
北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし

2015年8月刊。
一目惚れして連れ帰ったお嫁さんと送る、雪国ほのぼの夫婦生活(仮)。
旦那さんが嫁の男前っぷりに惚れ込んでいくところが可愛くて仕方なかったです。そしてお嫁さん視点でニヤニヤ大爆発w
夫婦の可愛さに萌え転がる一方で、北欧先住民の暮らしぶりがとても丁寧に描写されており、読み応えは抜群。巻末参考資料の多さにも納得です。
お嫁さんと一緒に少しずつ雪国の生活を知っていくためか、なんだか北欧の暮らしを体験している気分にもなれました。
とても面白かったです!

☆あらすじ☆
極寒の地を治める伯爵・リツハルド。男前の元軍人・ジークリンデ。彼女の鋭い眼差しに心奪われたリツハルドは、思わず告げる。
「あっあの、自分と結婚して下さい!!」
一目惚れからはじまる、1年間のお試し婚。ソリを駆ってトナカイを狩り、解体&仕分け&熟成。ベリーを摘み、保存食に蝋燭&伝統工芸品も作る合間に、凍結湖で魚釣り。熟成肉の香草焼きに、トロけるチーズとパリパリソーセージ、木の実いっぱいのパンとほかほかサーモンシチュー。自給自足な狩猟民族的スローライフを通して、奥手な2人は無事、正式な夫婦になれるのか!?
応募総数6284作! 日本最大級のライトノベルコンテスト「第3回なろう(小説家になろう)コン大賞、金賞受賞作!!
オーロラ輝く辺境ではじまる、不器用夫婦(仮)のほのぼの生活、スタートです。

以下、ネタバレありの感想です。

 

先に読書メーターで逆だと聞いていたのでアレですけど、何も知らなかったら表紙の男女はどっちがどっちに見えたのでしょうか。
まぁ、間違いなく手前をヒロインだと思っただろうなぁw

 

北欧の辺境を治める領主・リツハルドが一目惚れしたのは、他国の凜々しい女性軍人・ジークリンデ
利害が一致した二人は1年間お試しの仮夫婦であることを条件に結婚。
そうして、リツとジークのスローライフで超多忙な雪国狩り暮らしがスタートするのです。

 

国のモデルとなっているのは北欧・フィンランドで、リツたちスオミのモデルはサーミ人。
あまり馴染みのない北欧の先住民族の暮らしはとても興味深く、リツ視点の軽やかな口調もあって楽しく読むことができました。
狩猟民族ならではの狩り暮らしもじっくりのんびりと描かれるのですが、それ以外にも食事や伝統工芸品の制作、日々のちょっとした家事など、ひとつひとつの描写がとても丁寧で、生活の息づかいを感じられるほどでした。
極寒の雪国の物語なのに、あたたかさを感じられる不思議。こういう作品すごく好きです。

 

それにしても狩猟民族の多忙っぷりがすごい(;`・ω・)
今回は冬から春にかけての物語で、冬支度が大変だったのもあるのかもしれませんけど。
ただ、狩りに勤しむ毎日もリツとジークは楽しそうなのでとてもほのぼのしました。リツは良い嫁をもらったなぁ。
というか、リツが一番精神的にやられてたのは観光シーズンだったのには笑いました(´∀`*)
嫁欠乏症かwそれは仕方ないww

 

リツとジークの仮夫婦は可愛くて仕方なかったです。
物腰柔らかいリツも、キリッとしているジークも、実はふたりとも奥手でうぶなところが良いw
リツは最初から嫁大好きで、ジークが雪国の生活を難なくこなしていく姿にますます惚れ込むわけですが、同じ場面をジーク視点で振り返られると二重でニヤニヤしています(・∀・)

 

ストーリーも良かったのですが、イラストの使い方も面白かったです。
前ページに施された雪模様は可愛いし、見開き挿絵に本文を入れたり、本文の下に説明イラストがあったりしてましたし。
こういうの結構好きなんですよねー。

 

しかし一番笑ったのはエメリヒの「辺境の国の熊男」だったなぁ。
あれはほんと声出して笑ったww

 

2巻もとても楽しみです!

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