七星のスバル


『七星のスバル』(田尾典丈著/小学館ガガガ文庫)★★★☆☆

七星のスバル (ガガガ文庫)
七星のスバル (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2015年8月刊。
死んだはずの幼なじみとMMORPGの世界で再会。それだけでちょっとドキドキしてしまう物語でした。
まだ謎が多く序章という感じではありますが、今後の展開に期待したい新作です。
MMORPGモノとしてはなかなか設定が面白かったのですが、「センス」で全て決まるってゆるゲーマーとしては辛いものがあるなぁと思ったり。

☆あらすじ☆
また、皆に会いたいよ。
かつて、世界的人気のMMORPG《ユニオン》において、伝説となったパーティがあった。名を、スバル。小学生の幼なじみたちで結成されたそのパーティは、〈センス〉システムを中核に置く《ユニオン》において比類なき才能を発揮、瞬く間に勇名を馳せた。ところが、プレイヤーがゲーム中に息を引き取る事故が発生。この人死事件をきっかけに、《ユニオン》はサービスを終了してしまう。
……時は流れ、6年後。かつてスバルの中心として活躍した天羽陽翔(あもう・はると)は、ダメダメな高校生になっていた。性格はひねて、友達はおらず、何事にもやる気がない。だが、クラスメイトに巻き込まれる形でログインした新生《リユニオン》のなかで、陽翔は信じがたい“再会”を果たす。スバルの仲間であり、リアルの幼なじみだった少女、空閑旭姫(くが・あさひ)――6年前、ゲーム中に死んだはずの彼女が、そこにいた。「きっと夏の病だ。それかシステムエラー。むしろバグ!」「あははっ。もう陽翔ってばどうしたの。顰めっ面なんて似合わないよ?」――伝説は再び動き出す。革新的青春バトルオンライン!

以下、ネタバレありの感想です。

 

MMORPG《ユニオン》で伝説となった無敗の六人組パーティー「スバル」
しかしパーティーメンバーのひとりがゲーム中に死亡したことから、《ユニオン》はサービス停止、スバルのメンバーもバラバラになってしまいます。
その6年後、スバルの元リーダー・天羽陽翔は新サービス《リユニオン》の中で死んだはずの幼なじみ・空閑旭姫と再会してしまうのです。

この「旭姫」はゲーム上のバグなのか、それとも本当に生きているのか?

トラウマになっていた旭姫の存在に動揺しながらも、陽翔は再びMMORPGの世界に戻ることを決意する、というのが今回のストーリー。

 

旭姫の存在については、まだまだ謎ばかり。
ラストシーン的に生きてそうな気もしますけど、でも葬式して燃やしたとこまで見たとか言ってるし、うーん?クローン???
そこらへんのカギは貴法が知ってそうかなと予想してるんですけど(旭姫復活にいち早く駆けつけたこととか、墓場のシーンとか)、でもエリシアが言う旭姫獲得を煽動している存在とはまた別口みたいだし、分からないことが多すぎてなんとも言えませんね(・ω・;)

 

今後の方向性としては、旭姫をログアウトさせる方法を探していくことになるのでしょうけど、同時にスバル復活も目指すのかな?
貴法はしばらく難しそうですけど、音信不通の残り2人はふらっと出てきてくれないかなー。

ただ、「スバル」が再結成すると今度こそ恋愛関係でバーティー崩壊しそうなんですけど・・・・・・
小学生とは思えない拗れた恋愛模様に唖然。いったい、何角関係作ってるんですか。関係ないのクライヴだけでは?
未来の小学生はマセてるなー。

 

MMORPGモノとしてもなかなか良かったです。
「センス」が全てを決める世界、というのは面白い。レベルをあげて物理で殴る系のゲームじゃないと私には無理ですけど(´;ω;`)

プレイヤーごとの「センス」の在り方がちょっとご都合主義的に感じたのは何か伏線だったりするのでしょうか。
ステータス初期化されたはずの咲月があっさり最強プレイヤーっぽくなってたり、陽翔が最後に覚醒したりとか(新ゲームではセンスまだ磨いてないのに)、ゲームバランスどうなってんの?ってちょっと思ってしまいました。「センス」がどういうものかいまいちよく分かってないから、そう思ってしまうのかもしれませんが。センスって何だろう・・・・・・

そもそも、ゲームを始めるためには「センス」が認められなければならないとか、ゲームオーバーで即アカウント削除とか、《リユニオン》自体がだいぶ胡散臭い(採算度外視すぎる・・・)。そうすると「センス」についても何か恣意的な操作がされてたりするのかも?

 

色々気になる点が残っていますが、まだまだ序章。
次巻以降がとても楽しみですヾ(*˙︶˙*)

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