いじわる陰陽師と鬼憑き姫


『いじわる陰陽師と鬼憑き姫』(楠瀬蘭著/講談社X文庫ホワイトハート)★★★☆☆

いじわる陰陽師と鬼憑き姫 (講談社X文庫ホワイトハート)
いじわる陰陽師と鬼憑き姫 (講談社X文庫ホワイトハート)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2015年3月刊。
予想以上にしっかり陰陽師モノとして楽しめた1冊。
人外の存在が見えてしまう貴族の姫と口の悪い陰陽師の物語です。
王道の展開を踏みつつも、手堅くまとまった良い平安ファンタジーでした。
続刊も出ているので、そちらも読もうと思います٩( ‘ω’ )و

☆あらすじ☆
ちっとも望んではいないのに、霊や妖など、この世ならざる者たちが見えてしまう姫・柊。見えてしまうことが怖くて、人と会わず、外にも出ずにひきこもって過ごしていた。心配した父が手配した見合いでも、相手の背後に霊を見てしまいぶち壊しにしてしまう。持て余した父宮は、陰陽師家に柊を託す。その三男・忠晃は、柊の力を使ったもののけ退治に連れ出すが!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

人と違うモノが見えるため、外の世界を恐れて引きこもっていた貴族の姫・
陰陽師の一族・賀茂家に預けられることになった柊は、世話役としてついた賀茂忠晃の口の悪さに怯える日々
そんな中、鬼に襲われた父親が自分を身代わりにしたことを知り、柊と忠晃は鬼に立ち向かうことになるのです。

 

鬼退治メインなお話で、思った以上に陰陽師モノとして楽しめました。
特に忠晃があまり才能がない陰陽師というキャラづけなのが面白い。
見鬼の才がない陰陽師と、見鬼の才はあるが素人の姫という組み合わせが目新しかったんですよねー。
そんな二人の組み合わせだから「私が忠晃様の力になる!」って柊がしゃしゃり出てきて、それを忠晃がキレながら守るっていう楽しい展開になるわけですしw
それにしても柊はほんと無茶すぎる。最初の臆病な姫さまはどこに行ってしまったのか(;`・ω・)

 

鬼の話は思ったよりも切なかったです。
鬼が現れた理由も、鬼を鎮めるラストシーンも、悲恋すぎて涙を誘います。
「お待ち申し上げる」が・・・・・・(´;ω;`)

 

柊の家族の話も、王道ですがジーンと感動できる良い話でした。
お母さんの正体は予想外でしたが・・・・・・というか、お父さんはそこまでお母さんのことを大事にしてるのになぜ浮気したし。許しがたい。

 

陰陽師モノとしては十分楽しめましたし、あとは柊と忠晃の関係がどうなるのか気になるところ。
ラストで本人達が知らない許嫁になったってことでいいのかな?お膳立てとは言ってましたけど、お父さんズのあの感じは確定事項っぽいようなw
今回は友人以上恋人未満な感じでしたし、二人の関係が動くのは次巻からなのでしょう。楽しみ。
名前のない文の送り主の正体はお約束でしたが名前がない理由が可愛すぎたので、それがいつバレるのかもワクワクしますw

 

面白い作品でした。
2巻も読みますヾ(*˙︶˙*)

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