仮面魔女の解放戦記


『仮面魔女の解放戦記〈レジスタンス〉』(すえばしけん著/GA文庫)★★★☆☆

仮面魔女の解放戦記《レジスタンス》 (GA文庫)
仮面魔女の解放戦記《レジスタンス》 (GA文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2015年8月刊。
現代の魔術師が異世界にトリップ。そして亡国の姫君の魔術の師匠となり、彼女のレジスタンスを手助けするという物語。
今回はプロローグ的なお話でしたが、対立構造が凝ってて今後とても面白くなりそうです。
あらすじにある主人公の「最恐」にも納得。確かに怖い。
次巻以降も楽しみです(`・ω・´)ノ

☆あらすじ☆
「力を貸してください、秋輔様!」
異世界から飛ばされてきた魔術師の少年、阿由葉秋輔は、帝国に追われるエテイル王国の姫カティアと出会う。カティアに請われた秋輔は、魔術で村に駐屯する軍勢を退けるが、帝国の再侵攻と村の包囲という最悪の状況を招いてしまう。絶望するカティア。だが、秋輔はそんな彼女に真逆の提案をする!
「『村一つ護れればいい』では、村一つも護れないんだよ。帝国そのものを消滅させなきゃね」
秋輔はカティアに常識を覆す意外な策を授け、共に戦うことを約束する。
「秋輔様が支えてくれるなら……、本物の護り手になれるかもしれない」
異世界から来た最恐魔術師と弱小解放軍の進撃譚、ここに開幕!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

現代日本の魔術結社「暁の神殿」のリーダーである「魔術皇」阿由葉秋輔は、テロリストの襲撃に遭い、その衝撃(?)でなぜか異世界トリップ。
そこで亡国の姫カティアと出会った秋輔は、カティアに魔術を教えることになり、彼女が抱いた大きな願いを叶える手助けをすることになるのです。

 

物語としては、帝国への反逆戦記的な内容になるのでしょうか。
カティア自身は弱気ながらも素直に努力しようとするヒロインで、とても好感がもてました。「村を守りたい」という優しい目的のために是非がんばってほしいです。

が、どうにもカティアの決意を秋輔が誘導した感じが拭えないんですよね・・・・・・。
小さな村ひとつを守るために帝国を消滅させる、という思考回路のぶっ飛び具合がすごい(;`・ω・)

 

秋輔って物腰柔らかな優男風なのに、考えることがいちいち物騒だし、やっぱり病んでるしで、「ああ、すえばしけん作品だなー」ってすごく思いました。大好物です。

彼の「他者の願いを叶える」って誓約は言葉だけならすごく清廉な感じがするのに、手段を選ばないとこうもエゴ丸出しになるのか。これは雪火に嫌われるのも仕方ないですよ。弁護できない。
特に「最恐魔術師」の本領発揮なラストシーンはぞくっときましたし。
恐怖から解放するために、更なる恐怖で上書きしよう!って、この人なに言ってるの!?めっちゃ怖いんですが(((゜Д゜;)))

 

そんな怖い主人公が活躍(暗躍?)する本作ですが、よくある異世界召喚モノに一味違う設定がスパイスになっていて、これから面白くなりそうな雰囲気に期待が高まります。
「外なるもの」たちのターミナル的世界を舞台に、現代日本の魔術師達や他の世界の魔術師が集結。
敵対組織に敵も味方もいるのが楽しいですね!
帝国側で「魔術皇」を名乗る蒼馬も葛藤があるようだし、秋輔の教育係だった亜梨朱がどう出るのかも気になる。
先の展開が読めなくてワクワクします (*´罒`*)

 

いずれにせよ、今回はまだプロローグといったところ。
2巻が楽しみです٩( ‘ω’ )و

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