妹さえいればいい。2

『妹さえいればいい。2』(平坂読著/小学館ガガガ文庫)★★★★☆

妹さえいればいい。2 (ガガガ文庫)
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前巻の感想はこちらから
妹さえいればいい。1 | 晴れたら読書を

2015年7月刊。
ラノベ作家達の青春群像劇第2弾。
前巻も面白かったのですが、今回はお仕事描写が増えたこともあってか、より面白くなっていました。
特にラノベアニメ化以降のエピソードには胸が熱くなったり目頭が熱くなったり。
これは良いシリーズですね。ラストで恋愛方面も面白いことになりそうですし、次巻以降もとても楽しみです!

☆あらすじ☆
妹バカの小説家・羽島伊月は、人気シリーズ『妹法大戦』最新巻の執筆に苦戦していた。気分転換のためゲームをしたり混浴の温泉に行ったりお花見をしたり、担当への言い訳メールを考えたりしながら、どうにか原稿を書き進めていく伊月。彼を取り巻く可児那由多やぷりけつ、白川京や義弟の千尋といった個性的な面々も、それぞれ悩みを抱えながら日々を生きている。そんな中、伊月の同期作家で親友・不破春斗の『絶界の聖霊騎士』のテレビアニメがついに放送開始となるのだが―。妹と全裸に彩られた日常コメディ、第2弾登場!!

以下、ネタバレありの感想です。

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妹さえいればいい。1

『妹さえいればいい。』(平坂読著/小学館ガガガ文庫)★★★★☆

妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)
妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2015年3月刊。
各所で話題になっていた作品ですが、やっと読むことができました。
ライトノベル作家たちの日常モノ。ラノベ作家モノって書き方を云々する系の作品は何冊か読みましたが、作家が複数人集まって和気藹々するお話を読んだのは初めてかも。
小さなエピソードを積み重ねるような、短編集に近い構成。色々と新しい発見があったりして、読んでいて楽しかったです。
下ネタ多めなところが個人的には少し苦手でしたが、作品そのものはとても面白かったので次巻も読みたいと思います。

☆あらすじ☆
荒ぶる小説家・羽島伊月は、未だ見ぬ究極の妹を創造すべく日夜奮闘する現代のピグマリオンである。彼の周りには、作家やイラストレーターや編集者や税理士など個性的な人々が集まっている。愛も才能もヘビー級、残念系美少女のハイエンド・可児那由多。恋に悩み友情に悩み夢に悩む青春三冠王・白川京。闘志を秘めたイケメン王子、不破春斗。人生ナメてる系天才イラストレーター・ぷりけつ。頼れるけど頼りたくない鬼畜税金セーバー・大野アシュリー。闇を抱えた編集者・土岐健次郎――。それぞれ迷いや悩みを抱えながらも、ゲームをやったり旅行に行ったりTRPGをやったり、たまには仕事をしたりと、賑やかで楽しい日常を繰り広げる伊月たち。そんな彼らを温かく見守る完璧超人の弟・千尋には、ある重大な秘密があって――。
各界から絶賛の声多数(本当)! 『僕は友達が少ない』の平坂読が放つ、日常ラブコメの到達点にしてライトノベル界の現実を赤裸々に晒す衝撃作。言葉の鋭刃が今、世界と担当編集の胃に穴を穿つ――!!!!

以下、ネタバレありの感想です。

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彼女は戦争妖精8

『彼女は戦争妖精〈ウォーライク〉8』(嬉野秋彦著/ファミ通文庫)★★★★☆

彼女は戦争妖精8<彼女は戦争妖精> (ファミ通文庫)
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前巻の感想はこちらから
彼女は戦争妖精 小詩篇3 | 晴れたら読書を

2011年5月刊。
クライマックスに向けて急速に走り出した第8巻。
面白すぎですけど、とても辛い・・・・・・。

☆あらすじ☆
さわから譲り受けた“妖精の書”とともに、無事帰還した伊織たち。岩手での戦いを経験した伊織は、なるべく常葉を戦闘から遠ざけるよう、自分とクリスだけで、襲いかかる“鞘の主”を返り討ちにしていく。そんな伊織の優しさに、常葉は喜びと不安を感じていた。一方、ついに現れた六人目の“吟遊詩人”シリー・ウォーク。他の“吟遊詩人”たちとの対面を済ませた後、薬子に接近した彼の目的とは!?近づく終局、交錯する心。人気シリーズ第8巻。

以下、ネタバレありの感想です。

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がらくた屋と月の夜話

『がらくた屋と月の夜話』(谷瑞恵著/幻冬舎)★★★★☆

がらくた屋と月の夜話
がらくた屋と月の夜話

2015年8月刊。
待望の谷さんの新作は、ガラクタ同然のブロガントたちが語る千夜一夜物語。

OLである主人公は、ある日、不思議なガラクタ屋の老人に出会い、彼が扱うブロガントの魅力に惹かれていきます。
老人とその息子の奇妙な関係を気にしながら、主人公は老人が語る様々なガラクタたちの物語を聞いていくのです。

連作短編の形式で話が進むのですが、どのエピソードも苦さと温かさのバランスが絶妙で、読んでいてじんわり心が癒やされるようでした。
女性の弱さを繊細に優しく描いていく、谷瑞恵作品ならではの空気も最高。
これがあるから谷さんの本を読みたくなるんですよねぇ。

☆あらすじ☆
仕事も恋も上手くいかないつき子は、ある日、道に迷い、一軒の骨董品屋に辿り着く。そこは、モノではなく、ガラクタに秘められた“物語”を売る店だった。古い時刻表、欠けたティーカップ、耳の取れたぬいぐるみ…。がらくたばかりの「河嶋骨董店」を、今日もまた忘れてしまった大切な何かを探しにお客たちが訪れる。トランクいっぱいに、あなたへの物語が詰まっている。「河嶋骨董店」へようこそ!

以下、ネタバレありの感想です。

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