偽姫2 乙女の選択と下克上な猟犬たち


『偽姫 乙女の選択と下克上な猟犬たち』(藍川竜樹著/集英社コバルト文庫)★★★☆☆

偽姫 乙女の選択と下剋上な猟犬たち (コバルト文庫)
偽姫 乙女の選択と下剋上な猟犬たち (コバルト文庫)

前巻の感想はこちらから
偽姫 血族の花嫁と捕食者たち | 晴れたら読書を

2015年8月刊。
最強の守護獣と契約してしまった身代わり令嬢の物語第2弾。
少しずつ血族社会が抱える闇が見えてきて、世界観に深みが出てきたと思います。
ラストは楽しい展開になってきたことですし、このままシリーズが続くといいなっ٩( ‘ω’ )و

☆あらすじ☆
守護獣と契約してしまい、伯爵令嬢の身代わりに“天空城”に出仕したティナ。御曹司の求婚攻撃をかわしながら社交界デビューを果たすが、その席上で王都襲撃計画を知ってしまう。レギオンと共に容疑者を探るうちに、名目上の“婚約者”であるレギオンの兄・ルーファスと出会ったティナ。だが、レギオンの孤独な立場を知ったティナは彼にどんどん惹かれていき…。果たしてティナの運命は!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

ティナ社交界デビューな第2巻。
兎みたいにぷるぷるしてるティナをハラハラ見守りつつ、かといって「教官」でしかない立場の自分をもどかしく思うレギオンが大変美味しかったですw

 

今回は、そんなレギオン一推しのお兄様・ルーファスが登場。
この柔らかい雰囲気は絶対裏の顔がある!とか超偏見の目で見ていたら大当たりでした。といっても、彼の思惑の全てが明らかになったわけではないのですが・・・・・・。

ルーファスは血族社会の歪みを正したいのかな?
血族を憎んでいるというより、守護獣に縛られた血族達を解放したいのか。

 

確かに、今回は血族社会の暗い部分に大きくスポットが当たっていましたしね。
リリアのような契約時の事故は実は珍しいことではなく、でもそれを不名誉として隠してしまう血族達。
契約に失敗したら血族から除籍って、よくよく考えなくてもひどすぎます。
その悲劇が今回のエリックの事件を引き起こしたわけですが・・・・・・何とも後味の苦い結末でした。家族の逃げ道を残しておく優しさが切ない。

 

そうはいっても、アヴァロンは血族と守護獣の力によって支えられている国なのだし、解放するってどうするんだろう?国を潰してしまうのかな?

ここらへんは次巻以降を待たないといけないんでしょうね。うーん、気になる。

 

気になるといえばティナとレギオンの関係!
教官と見習いという関係にもどかしさを感じていたのですが、最後の最後に急展開!
でもこれは別に両想いになったわけではないんですよね?レギオンはティナを守る権利が欲しいから彼女の婚約者になったけれど、ティナはそれを責任感ゆえの選択だと思っているようだし。
肝心の気持ちの部分ですれ違っているけれど、形式的には婚約者。
外側の形だけ整って、あとはどうやってそこに隠された気持ちにお互いがいつ気付くのかが問題となってきました。
これは良い。非常に好みな展開です!たーのしーいヾ(๑╹ヮ╹๑)ノ”

でもレギオンは吹っ切れたら割と押せ押せになりそうな気がしないでもない。今までと違って障害もないですし。その前に恋心を自覚しないとダメですが。

 

あと、サイラスですけど、また何かやらかす前にクビにした方が良いと思うんですけどダメですか。信用できない味方って一番タチ悪いよなー。

 

色々と気になる伏線が残っていることですし、3巻が楽しみです(´,,•ω•,,)♡

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