翼の帰る処2 鏡の中の空(上)


『翼の帰る処2 ー鏡の中の空ー(上)』(妹尾ゆふ子著/幻冬舎コミックス)★★★★☆

翼の帰る処 2 ―鏡の中の空― 上
翼の帰る処 2 ―鏡の中の空― 上

前巻の感想はこちらから
翼の帰る処1 下 | 晴れたら読書を

2012年11月刊。初出は幻狼ファンタジアノベルス2009年7月刊。
深く深く物語の世界に没入していける読み心地が最高です。
展開が進むほどに面白くなっていきますね。
それにしても、ヤエトは「面倒くさい」と「隠居したい」が口癖のくせに相変わらずの働きアリです。
働けば働くだけ仕事が増えちゃう不憫な人・・・・・・
虚弱社畜系主人公だなぁ(´-ω-`)

☆あらすじ☆
蛮族との戦で傷ついた北嶺の復興のため、病弱な体を押しながらも奮闘するヤエト。そんな彼に、皇女の推薦で貴族に出世するという「悪い知らせ」が飛び込んでくる。失意の中、新年祭のために皇女と都に向かった彼は、その式典の最中、さらなる衝撃の事実を知らされることとなる・・・・・・。

以下、上下巻まとめてのネタバレあり感想です。

 

相変わらず忙しいヤエト。
もう階段から転がり落ちて楽になりたい・・・・・・的な末期症状の彼を襲うのは、皇女からの「お前、貴族になれ」というありがたいお言葉でした。

という感じで始まる第2巻。

 

ヤエトの体は絶不調でも毒づく内心は絶好調ですね!!
彼らしいですけど貴族列席に全くさっぱり喜んでない・・・・・・w
驚愕のスピード出世なのに、ヤエトが死にそうなのが笑えます。

隠居の道は遠く、周りは魑魅魍魎だらけで気が抜けない状態。本当に大変です。

 

そうしてもらった貴族の爵位は、なんと長年空位だった四大公家のひとつ《黒狼公》。

どこまで皇帝の嫌がらせなのかは分かりませんが、領地までもらっちゃって、いよいよ楽隠居の道は遙か彼方へすっ飛んでしまいました。
貴族ってもっと優雅で暇で隠居っぽい生活だと思ってたのに・・・・・・と愚痴ってましたが、全部ヤエトが有能なのが悪いんですよ?

 

まぁ、ジェイサルドという有能な部下ができたから、いいんじゃないかな・・・・・・?
休ませてくれない人が増えたともいう。

 

ヤエト自身も「隠居したい」と思う回数はガンガン増えていくのに率先して働きまくるから何とも言えないです。
それでも、悪代官スラジャを問い詰めたシーンはとても格好良かったです。
やはり彼には働く以外の道はないのでしょう。

 

一方の皇女。
北嶺の地が国となり、皇女は北嶺王へ。

皇帝の継承者争いはこれからますます激しくなるでしょうし、皇女の立場も難しいものへと変わっていくのでしょう。
皇帝になるつもりはないと言っていたし、周囲も乗り気じゃないから(特に最も大変になるであろう人が)、自ら玉座を目指す展開にはならないのかな?
今のところは第二皇子と第三皇子のきな臭い争いがどうなるのかが問題、という感じですね。

 

恩寵の力が強まったことなど、予言の意味する未来も気になります。
皇女がかなり悲惨な状態になってますが・・・・・・笑ってしまったのでさっさと下巻を読まなければw

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