青雲を駆ける2


『青雲を駆ける2』(肥前文俊著/ヒーロー文庫)★★★★☆

青雲を駆ける 2 (ヒーロー文庫)
青雲を駆ける 2 (ヒーロー文庫)

前巻の感想はこちらから
青雲を駆ける1 | 晴れたら読書を

2015年6月刊。
現代の鍛冶師が召喚された異世界でものつくりをするシリーズの第2弾。
今回も様々な便利グッズがエイジの手によって生み出されていきます。とても面白かったです!

☆あらすじ☆
ナツィオーニの町から帰ったエイジは、村の開発に力を注ぎ始め、初めて迎える冬の準備を行う。冬ごもりの食料対策や、家の補修を行う中、ナツィオーニからの褒美や、豊穣祭といった実りのある日々。そんな平和な日常が、エイジの元に訪れた一人の男―青銅鍛冶職人レオによって、小さなさざなみを起こす。レオは自信に満ちた表情で言う。「青銅と鉄、どちらが美しさで優れているか、勝負しましょう」。勝負を挑まれたエイジは、持ち込まれた美しいフェニックスの置物を見て、圧倒的不利を感じ取る。だが、職人の誇りにかけて、断ることも出来ないでいた。そして、騒動はそれだけでは終わらなかった―。

以下、ネタバレありの感想です。

 

エイジがナツィオーニの村で迎える初めての冬。
現代人に馴染みのない冬の厳しさが描かれ、そこを逞しく生きていく人々の強さに感動しました。

 

特に印象的だったのは豊穣祭の賑やかさと、その後の狼襲撃の恐怖。

 

娯楽の少ない村の暮らしの中で、楽しめる時に存分に楽しもうという人々の心意気が良い。
村人みんなが一体となってひとつの行事を作り上げていく姿は、なんだか郷愁めいたものを感じてしまいます。

 

郷愁を抱いたのはエイジもおなじ。
移民の歌を聴いて涙するエイジの姿に、思わず私ももらい泣きしそうでした。
残してきた父親のことは、そう簡単に割り切れるものではないですよね・・・・・・。

 

それでも穏やかに日々を過ごすエイジや村の人々。
しかし彼らを平穏のままにしておくほど自然は甘くはなく。

 

突然襲来した狼への討伐隊に組み込まれることになったエイジ。

人と獣が同じ目線で戦い、殺し合っている。なんというか、自然の中での生きづらさがひしひしと伝わってくるようでした。
しかしエイジはすごいな、怖がっていても狼に立ち向かえるなんて(・ω・;)鍛冶場の馬鹿力的なアレっぽかったですけど。

 

楽しいことがあったり苦しいことがあったりしながらも、ひとつずつ乗り越えていく。
そんな堅実さが読み応えにつながるシリーズだと思います。

 

あと個人的に楽しみだったエイジ&タニアのラブラブっぷりは今回も大満足でしたw
砂糖吐く・・・・・・これ以上もう吐けない・・・・・・ってくらいの熱愛っぷり。
新婚夫婦にあてられて周りの夫婦もいちゃつきはじめるもんだから、この村自体がピンクな空気に染まってました(*´∀`)
独り身は居づらそうだけど。

 

それにしてもエイジのロマンには笑いましたww
裸エプロンよりスーツとか軍服の方にフェチズムを感じたのは私だけだろうかw

 

そんな感じで今回も楽しく読んだのですが、あらすじにあった青銅鍛冶職人レオとの対決がなんだか不穏な方向につながっていって驚きました。
カタリーナ再登場・・・・・・これはエイジ夫婦に波乱を呼ぶのは間違いないですね!!w
もうひとりの弟子入りダンテの方は、なんか見るからに大変そうな予感が・・・・・・。

 

新キャラも算入して、エイジの周りもより賑やかなものへ。
どうなってしまうんでしょうねー。3巻も楽しみです!ヾ(*˙︶˙*)

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