棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様


『棘(いばら)公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様』(白川紺子著/集英社コバルト文庫)★★★★☆

棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様 (コバルト文庫 し 17-8)
棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様 (コバルト文庫 し 17-8)

2015年7月刊。
亡父が政争に敗れ奪われた伯爵領を取り戻すため、夫となった公爵の愛を得ようと賭を仕掛ける貴族令嬢の物語です。
前半と後半で雰囲気が変わり、主人公2人が作り出す甘さの質も変わってきますが、とりあえず終始砂糖吐きっぱなしでした(꒪ཫ꒪; )最高か・・・・・・
ストーリーもキャラも素敵な作品でした。良い物を読みましたー(´,,•ω•,,)♡

☆あらすじ☆
政争に敗れた父が亡くなり、路頭に迷う寸前だった伯爵令嬢ジゼルを救ったのは、冷酷で人嫌いとの噂の公爵バートラム。亡き父とバートラムの賭けにより、ジゼルは彼の妻に迎えられ…!? 歳の差ラブ!

以下、ネタバレありの感想です。

 

政争に敗れた亡父が冤罪をかけられたことで、生まれ育った伯爵領を没収されてしまった伯爵令嬢ジゼル
商家の愛人になりかけたジゼルを救ったのは、父との賭けに負けたことで花嫁としてジゼルを迎えにきた公爵バートラムでした。

 

伯爵領を取り戻す協力を得るために、何とかして人嫌いのバートラムの愛情を得ようとするジゼル。
いかさまを使った賭けを利用して、ジゼルは自分を遠ざけようとするバートラムにしつこく付きまとうのです。

 

前半は、そんなジゼルとバートラムの攻防戦が描かれていきます。
最初こそ悪女よろしく「(バートラムは)扱いの難しい方ではない」と豪語していたものの、蓋を開けてみればバートラムの不意打ちにドキドキさせられっぱなしのジゼル。可愛すぎです。

そしてバートラムも最初のツンツンした態度はどこへやら、ギャップの激しいジゼルの魅力に徐々に惹かれていくのです。
一気にデレるのではなく、ゆっくり陥落していくのが良い(*´∀`)

 

互いに似た境遇を経て人間不信になっていたふたり。
実はかなり似たもの同士だと思うのですよ。
だからこそ惹かれ合ったら止まらない。
素敵ですねぇ(*´∀`)

 

前半クライマックスの月夜のシーンはめちゃくちゃ甘くて最高でした。
恋を自覚してから距離感をつかめずにもどかしい状態にあったのですが、そこからここまで盛り上げてくるなんて。
クセ者皇太子は良い仕事しすぎですねw

 

そして後半、名実ともに夫婦となったジゼルとバートラムの反撃が始まるのです。

父の名誉を回復して伯爵領を取り戻すために、政敵ゲイリーの弱点を探らなければならない。
そんなシリアスなストーリーのはずが、新婚夫婦の甘すぎるイチャイチャが隙を見ては突っ込まれるためにずっとニヤニヤさせられてしまいましたw
何なの!?バートラム、デレすぎじゃない!?!?クーデレ、最高ですか!?

 

ジゼルの初志が貫徹されたことも、本当に良かったです。
ずっと「お嬢様」ではなく「領主」であろうとしたジゼルが、ゲイリーの有能さを見せつけられて心をくじかれるシーンは辛かったですから。
伯爵領はジゼルでなくとも栄えると思い知ったことも、これからの彼女にとって、きっと良い勉強になったことでしょう。あれだけ領民想いの健気な子なのだし、今後もがんばってほしいな。

 

とても素敵な恋愛小説でした。
余談ですが、ホプキン&トビアスのじいやコンビも可愛すぎて超萌えました。
主ラブすぎるおじいちゃんたちがほんと可愛い・・・・・・。

 

内容的にシリーズ化はしなさそうな気もするのですけど、どうでしょう。
白川さんの次回作も楽しみです!

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