女装王子の聡明にして華麗なたくらみ


『女装王子の聡明にして華麗なたくらみ』(一石月下著/富士見L文庫)★★★☆☆

女装王子の聡明にして華麗なたくらみ (富士見L文庫)
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前巻の感想はこちらから
女装王子の深遠にして優雅なたくらみ | 晴れたら読書を

2015年6月刊。
相変わらず内容とタイトルの字面に壮絶な違和感を覚える作品ですw
新人賞受賞作の2作目ですが、続きを出すつもりがなかったところを反響に応える形で続刊が決定したとか。
ただしこれで完結です。
内容は前巻の後日談&後始末的なもので、弱冠の失速を感じたものの、女装王子の恋もしっかり決着がついたし十分に満足しました( ・ㅂ・)و ̑̑
次回作も期待しています。

☆あらすじ☆
白金の長い髪、神秘的な青い瞳、蠱惑的な紅い唇―シャリア王国一の美貌を持つ王太子ルイーゼ。王女として育てられていたが、ついに男であることをカミングアウト。その事件で居合わせた隣国の姫、セレスタに恋心を抱くに至ったのだが…。「実は縁談の話をされたのです。…ラファエル殿下との」指をくわえて見ているわけにはいかない!今や国一番の変わり者となった女装王子流の華麗なたくらみで、絶対阻止してみせる。そうーー俺がそいつとお見合いすればいいじゃないか!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

恋する王太子ルイーゼ。
愛しのセレスタ姫に求婚するために、元女装王子は隣国キュリアーゼに訪れることに。

久しぶりのセレスタに胸をときめかせるのも束の間、ルイーゼは他の王子とセレスタの婚約話に衝撃を受け、さらにその裏にある陰謀に巻き込まれていくのです。

 

内容的には1巻の尻ぬぐいってところでしょうか。

 

陰謀を企んだハーレイについては逆恨みとしても、アルザードに嫌われたのは完全に前巻の茶番劇のせいですしね。
奔放すぎた前巻の行動からすると、ちょっと自業自得なところもなきにしもあらず。

 

まぁ陰謀を覆すために採った策もまた茶番劇というのがルイーゼらしすぎて笑いましたがw
相変わらず斜め上な王子ですε٩( ºωº )۶з

 

ルイーゼがセレスタの婚約話を聞いたときのオーバーリアクションがひどすぎて笑っていたのですが、そこから「俺が縁談をブチ壊す!」になるのは良いとして、なぜ「俺が代わりに見合いに出ればいい!」となるのかw
発想が頭おかしいです。いやまぁ女装王子の本領発揮なんですけど、セレスタが普通にそれを受け入れているのがおかしい。毒されてる(((゜Д゜;)))

 

セレスタは完全にルイーゼに毒されていましたが、前巻より普通に仲良しカップルになっていて可愛かったです。ちゃんとハッピーエンドで満足。

 

ルイーゼも恋をしたからか、セレスタ絡みではちょっと大人なところをみせてきましたし、きっとあれは成長なんでしょう。
王家の人たちに嫌われていることを知って落ち込むとか、なんかルイーゼらしくないなとは思ったものの、好きな人の身内に嫌われたらやっぱり落ち込むものなんですよね。
ルイーゼも普通の思考回路を持ってたんだなって少し驚きましたw

 

そんなルイーゼですが、終盤は完全にラファエルにキャラを食われてしまって残念です。
ラファエルが強烈すぎるせいなんですけど。お見合いの段階で何かイヤな予感はしてたんだ(´・ω・`;)
また変態の王子か・・・・・・(꒪ཫ꒪; )

 

キャラは前巻同様とても魅力的でした。
ただ、構成にはやや難があるように感じました。
証拠探しの段階でほとんど読者向けの謎解きが終わってしまったので、糾弾シーンがただの繰り返しになってしまっていたんですよね。
もうちょっと何か謎を残してサプライズをくれれば(ラファエルのことではない)終盤を退屈に感じなかったかもしれません。

 

少し不満点を挙げてしまいましたが、1巻の後日談として考えれば十分面白い2巻だったと思います。
次回作はシリアスな和風ファンタジーだとか。楽しみに待っています(`・ω・´)ノ

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