恋衣神社で待ちあわせ


『恋衣神社で待ちあわせ』(櫻川さなぎ著/集英社オレンジ文庫)★★★★☆

恋衣神社で待ちあわせ (集英社オレンジ文庫)
恋衣神社で待ちあわせ (集英社オレンジ文庫)

2015年5月刊。
可愛いーーっ!!
なんでしょうこの思わず頬が緩んでしまうような柔らかい雰囲気。とても好きです。
「革命」のためにバイトを探す女子高生と、そんな彼女を助けたゆるーい青年神主の神社系ライトミステリ(といっても神社そこまで関係ないですが)。
3本の短編それぞれも面白かったのですが、それ以上にヒロインと神主さんがどちらも可愛すぎて悶えました。
ぜひシリーズ化してほしい!

☆あらすじ☆
世間知らずな自分を変えたくて、神社で巫女さんバイトを始めようとしたお嬢様女子高生すず。しかし手違いで巫女カフェでバイトをする破目に。そこである事件に巻き込まれたすずは、一見軽そうな神主・波留斗に助けられ、波留斗が神主を務める神楽坂の「恋衣神社」でやっと本物の巫女さんバイトができるようになるのだが、新たな謎と試練がすずを待ち受けていて!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

第1章 恋ノ神と招かれざる客

箱入り娘で「革命」のためにバイトをして自分を変えようと決意した女子高生・猫牟田すず
しかし、何の手違いか秋葉原の巫女カフェでバイトすることになってしまったすずは、バイトのティッシュ配り中に青年神主・逢坂波留斗と出会います。
そんな波留斗とすずが遭遇した初めてのトラブルがこの第1章のエピソード。なんですが、しょっぱなから濃かったです。
ロリコン・・・・・・ロリコン怖い・・・・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
あと、当てずっぽうで「○○さんですか」とか尋ねるのやめようと思いました。オレオレ詐欺を自分から引き寄せるようなものですよね。
ラストかなり不穏な展開すぎて、まさかライトミステリで人死に!?と冷や冷やしたものの、そんなことはなくホッと一安心でしたw

 

第2章 恋ノ神と双子の壺

波留斗が神主を務める恋衣神社で巫女さんのバイトを始めたすず。そんなすずが神社のお宝の壺をめぐる姉妹喧嘩に震える短編でした。
まさか波留斗が双子・・・・・・と思ったら大叔母も双子・・・・・・。
そういえば双子って遺伝的なものだったりするんでしたっけ。
波留斗の兄・優羽真はぽやんとした感じで掴めないキャラだなぁと思っていたのですが、すずのほっぺをつついたシーンで「あ、こいつも可愛いヤツ」としっくりきましたw
天然さんなのかな?波留斗の方が計算を感じさせるあざとさがある気がします。
・・・・・・いやいや、訂正。この双子どっちも可愛い。

 

第3章 恋ノ神と似非文学少女

「エセ文学少女」とはまたひどいサブタイトルですが、本当にエセ文学少女だらけでびっくりです。
本を粗末にするヤツ絶対に許さない。
本の上でネイルするとかアホですか。
私も本を粗末に扱われるととても気分が悪くなるタイプなので、巨乳の司書さんの恨み辛みもすごく理解出来ます。
まぁやらかしたことは軽くホラーでしたが(´Д`;)
女子高生って恋すると周りが見えなくなるからなぁ。本人だけじゃなく周囲の友人達も一緒に熱に浮かされたみたいになっていく様子がすごくリアルでした。あと、好きな人をわざと貶しちゃったりするところとかw
ちょっとひねくれてて素直になれないことがあったとしても、それもひとつの絆の形というか。等身大の女子高生ってこんな感じだった気がする(うろ覚え)
女子高生怖いもの知らず。だけど真相はもっと怖かった、って感じのお話でした。

 

第3章まで話が進むと、すずと波留斗の雰囲気も少し甘くなってきましたが、まだ恋愛色はそこまで強くない感じですね。これからに期待。

すずが良い子なのが特にポイント高いです。自立心があって行動力もあるけど、ちょっとぽやーっとしている女の子。
なんか行動がいちいち可愛いんです。小動物系。

波留斗もチャラいというよりも、人懐っこいタイプという感じで可愛かったですし。
二人のやり取りがほんとに微笑ましいんですよねぇ(´,,•ω•,,)♡

 

それと、探偵役である波留斗はどんな秘密を暴くときでも、飄々としているくせにどこか優しさがあって、謎解きに嫌味がないところも良かったです。鼻につかない。これは個人的にすごく大きなポイントでした。

 

すずの家の事情とか、波留斗の事情(祖父絡み)とか、まだ回収されていない伏線が気になります。
ぜひシリーズ化してほしいです。続きが読みたい!

スポンサーリンク
 
0

「恋衣神社で待ちあわせ」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。