異世界からの一粒の この姫騎士、チェンジ!


『異世界からの一粒の 〜この姫騎士、チェンジ!〜』★★★☆☆

異世界からの一粒の ~この姫騎士、チェンジ!~ (電撃文庫)
異世界からの一粒の ~この姫騎士、チェンジ!~ (電撃文庫)

2015年5月刊。
自分で作った空気を自分で壊して失敗するスタイルという斬新すぎるウザかわいい系ヒロインとか、ちょっとだいぶ要らないかなーw
ちなみに異世界へ召喚される話ではなく、異世界が落っこちてくる話です。何を言ってるかわからないと思うが(ry
もっと詳しく言えば、落っこちてきた異世界の一粒をうっかり吸収してしまった主人公が、それを取り除いてもらうことを条件に(強制的に)自称姫騎士の人捜しを手伝うお話です。カオスカオス。でも面白かった。
私的にはヒロインは表紙の彼女じゃなくて幼なじみの黒毛和牛でしたけど、うーん、姫騎士さんはマスコットかな!

☆あらすじ☆
ふと手にした「異世界」は、非日常への扉―― 落ちてきた異世界を拾わないでください!
僕の世界に突然降ってきた謎の小石。その正体は――異世界そのもの!?異世界の欠片に触れ、この世のものならぬ“反世”の力を手にした僕が出会ったのは、力は一流だが知能はさっぱり、思わずチェンジしたくなるへっぽこ異世界美少女・カエデだった。カエデに付き合わされて、僕は危険な“反世”の持ち主を追うことになり……僕の日常は鉄壁、他人の厄介事なんか対岸の火事だったはずなのに、なんでこんなことに……!異世界美少女が僕の日常をかき乱す、一粒の異世界争奪バトルアクション!

以下、ネタバレありの感想です。

 

まぁなんといっても(サブ)タイトル詐欺ですよね。

姫騎士じゃないじゃん!自称じゃん!!

しかもその設定すら数ページで放棄。表紙の恰好すら最初だけじゃないか!

 

そういう感じで自分で空気(設定)を作っては「いまのナシ!」と自分で壊し、さらには空気の再構築に失敗するというあまりにも残念すぎる異世界人・カエデ
異世界からこぼれ落ちてきた欠片を取り込み「反世」と呼ばれる能力を得た「反世人」から反世を取り除くのが彼女の仕事なのですが・・・・・・。

 

うーん、このへっぽこっぷりである。

 

そんなお騒がせすぎるカエデのドジに巻き込まれた形で「拒絶の反世」を手にしてしまったのが主人公・枯森渉
人との接触がままならない能力を取り除いてもらうべく、半ば強制的に枯森はカエデの仕事を手伝うことになるのです。

 

ふたりが探すのは、連続する交通死亡事故を引き起こしていると思われる反世人「彼岸からの手(ゴースト・ハンド)」
何人もの人間が死に、枯森の前ですら事件を起こされた、あまりにも不気味で凶悪な事件。正体知れぬ敵を前に、枯森の大事な女の子すら危機に陥って・・・・・・という緊迫の展開。

 

それなのにカエデが軽い!テンションがユルい!
今シリアスなところだから!ちょっとだけ黙っててくれないかな!?って読んでて叫んだのは私だけじゃないはず。

 

なんだろうトラックに潰されても高いところから落とされても絶対に死なないからなのか。ある意味無敵だからなのか。
事件は深刻だし、ゴースト・ハンドの動機もキツいものだったのに、どうしてカエデがいるだけでこうも締まらないのか。

この奇妙な読後感は何なんでしょうね。クセになりそうなんですけど勘弁して下さいww

 

カエデは本当にウザいなぁ。可愛いけどウザいが先にくるヒロインですw
もうひとりのヒロインである明井煽の方がよっぽどメインヒロインの風格です。いやでも名前のままに煽ってくる魔性の美少女かぁ。バックにはシスコン狂犬兄貴がいるし・・・・・・もう兄貴にはカエデを押しつけたらいいんじゃないかな(白目)

 

「他者との距離感」とか「救えるかわからないのに手を伸ばすべきなのか」とか、結構割り切れない難しさのあるテーマがあったはずなんですけど、カエデが最初から最後までぶっ壊したから何かもういいかなって思いました。はい。

これ続編あるんでしょうか?
一発ネタっぽい感じもありますけど、もし続きが出たら読みたいです。

余談。
175ページで「カエデは地面の上に座り込むと、自分の膝の上にカエデの頭を載せて寝かせた」って書いてあるんですが。
ホラーか。どういう体勢だよ。
いや後ろの「カエデ」は「煽」の誤字なのでしょうけど、カエデならあり得そうで・・・・・・困惑。

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