おこぼれ姫と円卓の騎士11 臣下の役目


『おこぼれ姫と円卓の騎士 臣下の役目』(石田リンネ著/ビーズログ文庫)★★★★☆

おこぼれ姫と円卓の騎士 臣下の役目 (ビーズログ文庫)
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前巻の感想はこちらから
おこぼれ姫と円卓の騎士10 二人の軍師 | 晴れたら読書を

2015年5月刊。
タイトル通り「臣下の役目」をレティが自覚する巻。そして彼も・・・・・・。
あまりにも有能すぎて自分で何でもできちゃうヒロインですが、これまで重ねてきた時間(巻数)は無駄じゃなかったんだなぁと感慨深くなりました( ´ ▽ ` )

☆あらすじ☆
ソルヴェール国で豊穣を祈るミモザ祭りを開催。準備に追われる未来の女王レティーツィアの元には、各国の貴賓が集い、彼女の騎士達も大忙しだ。一方、没落貴族のメルディは、レティの元婚約者が謎の死を遂げた過去の事件を調べ直していた。しかしその最中命を狙われ、瀕死の重傷を負ってしまう!! メルディが命懸けで辿り着いた真相――それを知ったとき、レティは……!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

各国要人を招いて盛大に開催されるミモザ祭。
その最中、「ミモザの乙女」役のメアリに脅迫状が届いたり、メルディが毒矢に射られ瀕死の重傷を負ったりという事件が重なっていくのです。

 

正直言うと前半のカオスっぷりはやばかったです。あっちこっちで騒々しくトラブルが起こったりレティや要人達の思惑が錯綜したりと、目まぐるしさがとても読みづらかった・・・・・・。
あれはそのままレティの過労っぷりを表していたのでしょう。どう考えてもオーバーワーク。
いくら有能すぎて騎士いらなくね?と思わせるTuee系ヒロインといえど、レティも一応は人間ですから疲れるときは疲れるんですよね。うっかり顔色を読まれるなんて彼女らしくないですから。

 

そこで活躍したのがなんとデューク!
デュークお前いたのか!(゚д゚)
物語開始しばらくは出番がなくて「いよいよメルディとヒーロー交代かなぁ(´・ω・`)」とまでこっそり思っていたのに。
なんですかあの笑顔。書類を吹き飛ばすというやんちゃ。

 

デュークが少女小説のヒーローしてる!!!!

 

私の中で拍手喝采ですよもー。こういうの見たかった。ほんと見たかった。たはぁって感じで笑うデュークとぽかーんとしてるレティの挿絵に最高に萌えました。起家さんぐっじょぶ( ・ㅂ・)و ̑̑

 

そして角砂糖1個分も糖分入れてませんよ、って感じだったこのシリーズの主人公にもついに大きな変化が。
デュークといるときの自分がどういう顔をしているのか、鏡で見てしまったレティ。シャルロッテの風評被害。
恋をしている顔のレティってどんな感じでしょうか。超見たいんですが!

今回は途中でメルディの王婿話が持ち上がってあやうく壁投げしかけたんですが、それもひとつのスパイスとして、いよいよ恋愛方面でレティに春がくるのでしょうか!?
もう結婚しないで愛人としてデュークを囲っていけば良いと思う!そうすれば「愛人王」の謚もクリアできますし。

 

レティの恋心自覚の行方が気になるところですが、メインストーリーもとても面白かったです。
これでやっと5年前の婚約者転落死事件の真相解明に至ったわけですね。その結末はあまりにも苦いものでしたが、メルディがレティの軍師役騎士としての決意を固めたことを考えれば悪いことばかりではないのか。

 

シリーズとしてはしばらくゼノンが敵として立ちはだかっていくのでしょうか。
分業をようやく覚えたレティであれば、今まで以上に強さを発揮して立ち向かえそうです。

そう、やっと人に任せるということを覚えたんですよね。長かった・・・・・・。
騎士の能力がどうとかじゃなくて、レティが騎士に仕事を投げようと思えるほど信頼できるようになったことが感慨深い。

 

思えばこのシリーズも(短編集込みで)もう12冊目かぁ。順調ですね。次巻も楽しみです。

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