青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない(青春ブタ野郎シリーズ4)


『青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない』(鴨志田一著/電撃文庫)★★★★☆

青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない (電撃文庫)
青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない (電撃文庫)

前巻の感想はこちらから
青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない(青春ブタ野郎シリーズ3) | 晴れたら読書を

麻衣の妹登場の第4巻。ほんとに面白いです、このシリーズ。
今回も咲太の他人への距離感の取り方と皮肉への返しの絶妙さが光っていました。
コミカライズ決定おめでとうございます!

☆あらすじ☆
二学期。麻衣との久々の逢瀬に浮かれる咲太を待っていたのは、非情にも「あんた、誰?」という言葉だった。どうやら思春期症候群により、麻衣の中身が誰かと入れ替わってしまったらしい。その相手とは、金髪ギャルメイクの新人アイドル豊浜のどか。彼女は麻衣の異母妹で、母親と喧嘩をして麻衣のマンションに家出してきたという。二人はお互いの振りをして生活を送ることになるが、のどかは麻衣に言いたいことがあるようで―?まさか解決しないと、麻衣さんとのいちゃいちゃはまたおあずけ!?フツーな僕らのフシギ系青春ラブコメ、「お姉ちゃんの体をエロい目で見んな!」な第4弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回は、麻衣の妹・のどかが登場し、またも思春期症候群が発生。麻衣とのどかが入れ替わってしまう、というストーリーでした。

 

1歳違いの異母姉妹という複雑な事情を抱え、母親の期待をそれぞれ背負って立った芸能界で、残酷なまでに明暗が分かれてしまった姉妹。
これはきつい・・・・・・。
実の兄弟姉妹であっても、あまりにもデキが違いすぎると不和の原因になるというのに、さらには母親違いの代理戦争の結果なんですから、これはもうのどかに同情せざるを得ないです。
ただでさえ親からの過剰な期待に子どもはプレッシャーと、それに応えられないときの罪悪感を感じるもの。そこに明確な比較対象であり勝者がいるとなると・・・・・・。

 

そんな半生を歩んできたのに、グレずまっすぐに育ったのどか。
麻衣に対しても憎悪の対象となってもおかしくなさそうなのに、彼女は苦しみながらも愛情を捨てなかったんですよね。憎んだ方が楽だっただろうに。
散々意地を張ったし、いらないこともいっぱい言ってましたけど、憧れの姉への想いが言動の端々からあふれ出ているところが本当に可愛い妹でした。ほんと良い子(´∀`*)

 

ラストの「手紙」を作った和解シーンも良かった。ベタだけど本当に良かったです。ああいうの弱いんだ・・・・・・(´;ω;`)
母親の影を引きずって子どもまで争う必要はないんですよ。素直に慕い合って仲良し美人姉妹として人生を楽しんでほしいです。

 

そんな姉妹ゲンカ(?)に巻き込まれた今回の咲太。
いつも以上に麻衣さんへのノロケがダダ漏れでいつも以上に返しスキルが光ってて、いつも以上に距離感の取り方が正確でした。
どうして彼はこうも、その人が欲しい本当の言葉を的確に当てることができるんでしょうか。何も言わない麻衣さんの態度から読み取れる要求、そこからさらに本心が求めているモノまで当ててしまうとか、もう彼はエスパーじゃないの?
どこで修行を積んできたのか、一体。確かにあの物言いじゃ友だちは増えないでしょうけど、文字通りのコミュニケーションスキルは抜群の高さです。

 

今回の咲太の苦労はラストの記者会見で完全に報われてますよね(o´罒`o)
麻衣さん可愛すぎる・・・・・・そしてメディアとSNSの「空気」に対する誘導の仕方が職人技すぎます。10代の若い女優なのに交際応援ムードを作り上げるとか。リアルじゃそうないことでは。
麻衣さんはもう不動のメインヒロインですね。これからも存分にイチャイチャしておくれ。

 

そういえば、今回はついに咲太の父親が登場。
荒れるかと思いきや、意外に(表面上は)関係は良好?それに触発されてかえでは学校復帰を考え始めましたけど・・・・・・うーん。かえでについては1冊使って何かあるだろうし、ちょっと今から不安です。

 

今回も安定して面白かったです。
余談ですが、「さんっのーが、はいっ!」は初めて聞いたときびっくりしましたけど、あれ妙に使いやすいんですよね。でも博多人で使ってる人あんまり見ない気もする。気付かなかっただけかも。

次巻は秋とのこと。次はいよいよ翔子さんのターンかな!?

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