浪漫邸へようこそ3 花開く日


『浪漫邸へようこそ 〜花開く日〜』(深山くのえ著/小学館ルルル文庫)★★★★☆

浪漫邸へようこそ ~花開く日~ (小学館ルルル文庫 み 1-25)
浪漫邸へようこそ ~花開く日~ (小学館ルルル文庫 み 1-25)

前巻の感想はこちらから
浪漫邸へようこそ2 初夏の嵐 | 晴れたら読書を

大正浪漫の空気を感じるシリーズでしたが3巻で完結。
素晴らしかったです。奥ゆかしくも爽やかな恋の物語でした。
下宿ものというだけで本当にストライクでしたが、物語の纏め方も実に好み。これは深山先生の他の著作も読まなければ!

☆あらすじ☆
貧乏令嬢と帝大生の恋物語、完結編!
ある事情から、秘密の下宿屋「浪漫邸」を始めることになった貧乏子爵家の令嬢、紗子。下宿人として集まったのは、帝大の医学生・伊織の他、なんとも個性的な人々。心優しき人々との同居生活をおくるうち、紗子は、伊織への恋心を自覚する。そしてまた伊織も、身分違いだと諦めようとすればするほど紗子を諦めきれず悩む。そんな中、下宿人・時雄の幼なじみ、四郎が転がり込んで来たあげく、紗子を自分の恋人と言い出す。その時、普段穏やかで冷静な伊織の激情がついに溢れ出て…!?そしてその夜、伊織の部屋を訪ねた紗子が、伊織に伝えた言葉とは…!?
甘く切なく焦れったい、大正時代のラブロマンス、ついに完結!

以下、ネタバレありの感想です。

 

第1話 困った料理人

困った、どころの話じゃなくないですか。これはかなりの危険物件w
時雄の幼馴染み四郎が浪漫邸に騒動を巻き起こすエピソード。
四郎に怒った言葉でブーメラン食らった伊織でしたが、・・・・・・いやぁ良かった。壁ドンからの愛の告白最高でした!

 

第2話 それぞれの事情

伊織の実家絡みのエピソード。養父のクズっぷりが振り切れてました。
妾だけでもアレだったのに、親を助けたい娘心につけこむとか・・・・・・最低すぎる。しかも譲渡。ふざけんな!
きっと反省なんてしないだろうし、これじゃ養母さんも浮かばれないよなぁ・・・・・・。

 

第3話 求婚騒動

一際ひどいエピソードでした。
先進的な考えと旧来の考えが激突する時代ですが、いつだってこういうのは迷惑すぎる(´Д`;)ていうか別に先進的じゃないですし、この求婚の仕方。
またも求婚される紗子。そして木刀を素振りする伊織さんが最高でしたw
迷惑な男が出てきたなぁと思ったらシリーズ最大に迷惑な男がやっと登場。
紗子父・尚義との思わぬ再会によってどうなることかと思っていましたが、意外とすんなり片がついてほっとしました。尚彦が有能すぎるともいう。この子がこれだけ早く大人にならなければならないほどにダメな父親だったともいえるけれど。
そういえば家督交代ってこんな感じでもできるんですね。これで最大の不安も解決してほんと良かった。

 

番外編 卒業したら

伊織さん、待てない・・・・・・の図!
伊織さん学生結婚しちゃうんですねww
尚彦が伊織を逃がさないようにしているようにしか思えないのはなぜだろうw

 

色々と理不尽な目にあいながらも、優しい下宿人達に守られ助け合いながらの下宿生活。
ほのぼのと穏やかな気持ちになりながら、伊織と紗子の奥ゆかしくももどかしい恋愛にニマニマとできたシリーズでした。
とても楽しかった!

深山先生の次回作も楽しみですが、とりあえず過去作も読んでみようと思います( ・ㅂ・)و ̑̑

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深山 くのえ,あき小学館
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