香魅堂奇譚

『香魅堂奇譚』(羽根川牧人著/富士見L文庫)★★★☆☆

香魅堂奇譚 (富士見L文庫)
香魅堂奇譚 (富士見L文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

著者は第25回ファンタジア大賞金賞受賞作「心空管レトロアクタ」でデビューした羽根川牧人さん。
本作は「香」をテーマにした心霊ものです。霊的な現象を科学的アプローチから描く作品は数ありますが、香りだけで説明しようとした作品は初めて読みました(たぶん)。
脳の勘違いなのか、本当に霊がいるのか。わざと曖昧にぼかした書き方は良いですね。ちなみにホラーではないので、怖いのが苦手な方でも大丈夫です。

☆あらすじ☆
京都に居を構えるお香専門店《香魅堂》。「霊なんて存在しない」と言い放つ、慇懃無礼な十代目店主・辰巳のもとに持ち込まれるのは、やっかいなオカルト事件ばかりで……。霊感ゼロの辰巳は、どう解決するのか!?

以下、ネタバレありの感想です。

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白竜の花嫁6 追想の呼び声と海の覇者

『白竜の花嫁 追想の呼び声と海の覇者』(永野水貴著/一迅社文庫アイリス)★★★☆☆

白竜の花嫁6(仮) (一迅社文庫アイリス)
白竜の花嫁6(仮) (一迅社文庫アイリス)

お久しぶりの第6巻。
前巻は衝撃の鬱展開でなかなか読み返したりするのが辛かったんですが、それも今回で報われ・・・・・・あれ・・・・・・?
第6巻は澄白と母親のルーツが明かされるお話でした。
仕方ないとはいえ、なんだかちょっとやりきれないなぁ。澄白への鞭展開は留まるところを知りません。

☆あらすじ☆
白竜の青年シュトラールと、その“花嫁”となった澄白。優しく穏やかな日々は、ゴルト族の竜、アメテュストの死により突然の終わりを迎えた。彼のもとを離れた澄白は、亡き母の一族が住む里を目指す。一方、シュトラールは、澄白の不在に喪失感を感じて…。澄白を持つ新たな出会いと過去に穏された真実とは?そして、すれ違う二人の想いの行方は?竜と姫君の恋絵巻、待望の第六弾!

以下、ネタバレありの感想です。
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