わけあり商人の皇宮録 後宮は王子様だらけの楽園でした!?


『わけあり商人の皇宮録 〜後宮は王子様だらけの楽園でした!?〜』(九月文著/ビーズログ文庫)★★★☆☆

わけあり商人の皇宮録 ~後宮は王子様だらけの楽園でした!?~ (ビーズログ文庫)
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ビーンズ文庫でデビューした九月文さんのビーズログ文庫でのデビュー作。
アラビアンな世界観で、やり手の商人の娘が行方不明の父親を探すために後宮へ乗り込むお話です。秘密の男装潜入ものかと思っていたのですが、そういうものではなく王子様たちに素性を明かしながら捜査に協力してもらう話でした。
この1冊でも話は綺麗に纏まっていますが、伏線的にこれから更に面白くなりそう。続刊が楽しみです!

☆あらすじ☆
皇宮商人の娘マィヤは、帝都一の大店を目指し御曹司アティルとして商談に励む日々。店の後継者と目される先輩商人サフィードに「女だという自覚を持て」と叱られながらも少年姿で店先に立つマィヤの元に、父が皇宮で行方不明との報せが!!父を捜しにアティルとして潜り込むとそこにいたのは煌びやかな王子様ばかり??えっ、“女帝陛下の後宮”ってどういうこと!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

皇宮御用達の大商人の娘マィヤ。普段から「アティル」という名前で男装しながら店の手伝いをしていた彼女のもとに、父親が皇宮で行方不明となったという知らせが届きます。
父を探すために皇宮に乗り込んだマィヤは煌びやかな王子たちに驚きつつ、エシャンラフィーカという2人の王族と、兄妹同然に育った商人のサフィードの助力を得て父を探すのだが・・・・・・というのが本作のストーリー。

 

商人失踪事件の調査の過程で明かされる「女帝陛下の後宮」という場所の真実はなかなか面白かったです。
籠の鳥の彼らの状況が、近隣諸国の平和を作っているっていう設定が良いですね。崩れたら意外に脆そうなシステムなので今後の展開次第では面白くなりそうです。

 

事件そのものについてはある意味巻き込み事故だったわけですが、本題はシリーズの第1巻としてマィヤとサフィードを皇宮に連れ込むことだったのでしょう。

 

サフィードの正体については予想が外れてしまいました。てっきりこっちが皇帝だと思ったのですがよく考えたら年齢が合わなかった・・・・・・。

 

そしてアティルの正体も外れました(節穴ラノベ読み)。サフィードの意味深発言から彼女も皇宮関係者だと分かったものの、3つめの噂と4つめの噂が彼女の素性だと思ってました・・・・・・。
そうなるとなぜアティルが商人の娘として「外」にこっそり出されたのか?が気になるところですが、これについてもなるほど、という感じ。
ここらへんの設定、うまく膨らませればものすごく面白くなりそうなんですが!!「亡国の王女」って響きが良い・・・・・・っ!(正確には血筋の人間ですけど)
ぜひ長期シリーズになって壮大に物語を展開させてほしいですね。

 

サフィードが国を取り返す段になってのアティルとのラブロマンスにも期待したいです。
まぁその前にもう少し糖度増して欲しいかな。まだまだ仲良し兄妹という印象が強いので、もっと恋を自覚してもらいたい!

 

王家の秘密的な話としても面白かったのですが、主人公達の職業である「商人」というのもなかなか楽しい設定でした。
最後の書き方的にマィヤは本当の出自ではなく「伝説の皇宮商人」の道を選びそう?どうなんでしょう。
商人ヒロインというのは珍しいので商売メインの話になってもいいなぁ。色んな国に買い付けに行ったりしてくれたら世界観の広い物語になりますし。

 

続きが楽しみな新作でした。
唯一残念だったのは、サフィードが女帝に謁見する際に着ているはずの白軍服が挿絵に反映されていなかったことでしょうか。
本当に本当に残念!(血涙)次回こそお願いしますよ!!
ということで、2巻が待ち遠しいです( ´ ▽ ` )ノ

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