エスケヱプ・スピヰド/異譚集

『エスケヱプ・スピヰド/異譚集』(九岡望著/電撃文庫)★★★★★

エスケヱプ・スピヰド/異譚集 (電撃文庫)
エスケヱプ・スピヰド/異譚集 (電撃文庫)

前巻の感想はこちらから
エスケヱプ・スピヰド 七 | 晴れたら読書を

シリーズの最初にして最後の短編集です。これで本当にこの作品ともお別れなのかと思うと涙がこみ上げてきます。
各短編そのものも素晴らしかったですし、吟さんのイラストはどれも傑作でした。とくに見開き挿絵。あの破壊力はやばい。

☆あらすじ☆
『前夜』九曜が鬼虫として目覚める前夜を柊目線で描いた物語。『幕間/昭和一〇一年の学校の怪談』帝都への旅の途中、九曜と叶葉が廃校で体験した一夜の不思議とは? 『幕間/迷宮電気街奇譚』廃墟の電気街・神原迷宮で九曜達が出会ったのは、機械仕掛けのメイドだった!? 『異説/私立やしま学園』もしも九曜達が普通の高校生だったら。まさかの学園編! 『後日談/ヱピグラフ』黒塚部隊との戦いで生き残った鬼虫達と叶葉は、世界を巡る旅をしていた。彼らにはある目的があって――?
電撃文庫MAGAZINE掲載の3編に加え、書き下ろし2編を収録した特別編!

以下、ネタバレありの感想です。

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アルバート家の令嬢は没落をご所望です

『アルバート家の令嬢は没落をご所望です』(さき著/角川ビーンズ文庫)★★★★☆

アルバート家の令嬢は没落をご所望です (角川ビーンズ文庫)
アルバート家の令嬢は没落をご所望です (角川ビーンズ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

WEB小説の書籍化作品。WEB版未読です。
聞くところによると、「小説家になろう」の少女小説系統では悪役令嬢転生モノがひとつのジャンルとして成立しているとか。乙女ゲームをやったことがないのでなんとなく避けていたジャンルだったのですが、いざ読んでみるとこれが面白くて楽しいw
「悪役令嬢」という役割を自覚し(乙女ゲーム上の)主人公を苛めるつもりが、やることなすこと空回りして気づけばただのツンデレ令嬢になっているヒロインがとても可愛いかったです。そんなヒロインと彼女の従者のテンポの良い会話にはやたら噴き出してしまいました。ああ笑った!!満足!

☆あらすじ☆
才色兼備な大貴族の令嬢メアリ・アルバート。彼女は始業式で前世の記憶を思い出す。この世界は前世でプレイしていた乙女ゲームと同じで、自分は主人公をいじめて最後に没落する悪役令嬢だったことを―となれば、ここは「そんな人生、冗談じゃない!」と没落を回避…しない!従者のアディ(口が悪い)を巻き込んで没落コースを突き進もうとするけれど、なぜか主人公になつかれて!?人気沸騰WEB小説、ビーンズ文庫に登場!!

以下、ネタバレありの感想です。

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