東京侵域:クローズドエデン1 Enemy of Mankind[上]


『東京侵域〈インローデッド〉:クローズドエデン 01. Enemy of Mankind[上]』(岩井恭平著/角川スニーカー文庫)★★★★☆

東京侵域:クローズドエデン 01.Enemy of Mankind (上) (角川スニーカー文庫)
東京侵域:クローズドエデン 01.Enemy of Mankind (上) (角川スニーカー文庫)

面白かった!
「ムシウタ」の岩井恭平さんの新作。ムシウタは1巻を読んでから延々積みっぱなし・・・・・・
本作の舞台は紫色の壁によって外の世界と隔絶された東京都心。そこに取り残された大切な人を取り戻すために侵入者(レイダー)となった少年と少女の物語です。
希望を見せては絶望に叩き込み、そしてそこから這い上がるというジェットコースターのような上巻でした。そう、上巻なんですよね・・・・・・下巻はどうなってしまうんだろう。

☆あらすじ☆
“東京”が変貌して2年―高校生の秋月蓮次と、大人気アイドルの弓家叶方には二人だけの秘密があった。二人は“臨界区域・東京”に侵入する“侵入者”だったのだ。エリア限定の特殊能力“注入”を使って探索を続ける蓮次と叶方。敵対する政府機関“救務庁”と、エリア最悪の怪物“EOM”との三つ巴の状況で、蓮次と叶方は誓いあった“約束”を果たすことができるのか!?人類vs.人類の敵―希望と絶望のボーイミーツガール始動!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

数百万人の行方不明者を出し、東京都心が外の世界と隔絶されてしまった「東京厄襲」という惨事。
それから2年、主人公・秋月蓮次はパートナーである弓家叶方と共に、救務庁が立ち入りを禁じる「クリティカル・エリア」へと無断で侵入する侵入者(レイダー)となっていました。

 

蓮次は最愛の幼馴染み・大郷夢衣を取り戻すために。
叶方は病床にあった弟・弓家奏汰を取り戻すために。

 

しかし、エリア内は人間にとって危険な魔境。
エンカウントしてしまえば死を覚悟しなければならないEOM、ハイエナのような悪意を向ける敵対レイダー、そして、どうにも信用ができない救務庁。
周りは全て敵だらけの状況に身を投じながら、蓮次と叶方は唯一の手がかりである「ハーメルン」を探してエリア内を決死の覚悟で踏破しようとするのです。

 

この侵入行為が本当に命がけ。
1巻の上巻である今回だけで3度の侵入が行われるわけですが、1度目も2度目もどれだけ注意を払って慎重に行動していてもあっさり死にかけるんですよ・・・・・・
ショットによって修復可能とはいえ、即死したらそれも使えない。これは怖すぎる。

 

上巻ラストで3度目の侵入を開始するわけですが、この出だしのピンチを脱することなんてできるのだろうか。下巻が待ち遠しいです。
蓮次にも叶方にとっても不測の展開によって、彼らは色々な意味で退路を断たれてしまったわけですしね。それにしても高校生(当時は中学生か)なのにここまで危険な綱渡りをしてたとは。
60回目にして最後の侵入となるのか。ここからどんな展開をしていくのかとてもドキドキします。

 

彼らを窮地に追いやった「ヒマワリ」の正体も気になります。
夢衣じゃないのか?六面ダイスの少女との関係は?六面ダイスの少女が「ヒマワリ」だとしたらなぜ夢衣の顔と記憶を持っているのか・・・・・・蓮次の失われた右半分がEOMで少女の失われた頭部が夢衣っていうことになると、何だか嫌な予感を抱かせるような。

 

救務庁もどこまで知っていて何をしようとしているのか。
偽善的なのか偽悪的なのかよくわからないお兄ちゃんがどう行動するのかも楽しみですね。でも二股野郎は最終的に刺されそうな気がする。相手がちょっと悪いよなぁ(魚瀬は翔一の手に負える女じゃなさそう。すごくヤンデレ化しそう)

 

下巻発売が楽しみです!

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岩井 恭平,しらびKADOKAWA/角川書店
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