東京侵域:クローズドエデン1 Enemy of Mankind[上]

『東京侵域〈インローデッド〉:クローズドエデン 01. Enemy of Mankind[上]』(岩井恭平著/角川スニーカー文庫)★★★★☆

東京侵域:クローズドエデン 01.Enemy of Mankind (上) (角川スニーカー文庫)
東京侵域:クローズドエデン 01.Enemy of Mankind (上) (角川スニーカー文庫)

面白かった!
「ムシウタ」の岩井恭平さんの新作。ムシウタは1巻を読んでから延々積みっぱなし・・・・・・
本作の舞台は紫色の壁によって外の世界と隔絶された東京都心。そこに取り残された大切な人を取り戻すために侵入者(レイダー)となった少年と少女の物語です。
希望を見せては絶望に叩き込み、そしてそこから這い上がるというジェットコースターのような上巻でした。そう、上巻なんですよね・・・・・・下巻はどうなってしまうんだろう。

☆あらすじ☆
“東京”が変貌して2年―高校生の秋月蓮次と、大人気アイドルの弓家叶方には二人だけの秘密があった。二人は“臨界区域・東京”に侵入する“侵入者”だったのだ。エリア限定の特殊能力“注入”を使って探索を続ける蓮次と叶方。敵対する政府機関“救務庁”と、エリア最悪の怪物“EOM”との三つ巴の状況で、蓮次と叶方は誓いあった“約束”を果たすことができるのか!?人類vs.人類の敵―希望と絶望のボーイミーツガール始動!!

以下、ネタバレありの感想です。

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占い師ティアリス・セーブル 誰が王子を殺したの?

『占い師ティアリス・セーブル 誰が王子を殺したの?』(小野上明夜著/集英社コバルト文庫)★★★☆☆

誰が王子を殺したの? 占い師ティアリス・セーブル (コバルト文庫 お 8-1)
誰が王子を殺したの? 占い師ティアリス・セーブル (コバルト文庫 お 8-1)

「死神姫の再婚」シリーズの小野上さんのコバルトデビュー作。
占いの才能がない占い師の少女が、皇太子暗殺事件の犯人を暴くミステリーです。
ミステリーそのものは可もなく不可もなくといった印象。ただ、色んな人物が隠し持つ秘密が少しずつ暴かれていく展開や、それぞれのキャラはなかなか魅力的でした。ぜひシリーズ化してもっと掘り下げていってほしい。
あとカタコト敬語って道化師的イメージが個人的にあるんですけど、ヒーローにそんなキャラ付けするのは珍しいような?

☆あらすじ☆
三年前に起こった王子殺害事件。高名な占い師だったレティシアの娘ティアリスは、その犯人探しを頼まれた。依頼主は王立憲兵隊付属特別室の室長、クランツ。妙にティアリスを気に入ったらしい彼と、その部下であるルディアスとともに、容疑者をひとりずつ当たっていく日々。だが、疑うべき人物は最も近いところにいて・・・・・・!?誰が犯人でもおかしくない、この殺人事件の意外な真相とはーー!?

以下、ネタバレありの感想です。

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