海波家のつくも神2


『海波家のつくも神2』(淡路帆希著/富士見L文庫)★★★☆☆

海波家のつくも神 (2) (富士見L文庫)
海波家のつくも神 (2) (富士見L文庫)

前巻の感想はこちらから
海波家のつくも神1 | 晴れたら読書を

205頁という物理的に薄い分量ながら、大地の周囲が慌ただしく変化する巻でした。
個人的にはページ数的な意味で物足りなさを感じましたが、物語を包み込む優しい雰囲気に読んでいてほっこりと癒されました。

☆あらすじ☆
両親の死をきっかけに、賑やかなつくも神たちと一緒に田舎の一軒家で暮らすことになった大地。弱ったつくも神に力を与えることができるという彼の力を頼って、今日も今日とて、海波家には様々なつくも神がやってきていた。ひとりは自分の本体が何なのかすらわからないという、記憶喪失のつくも神「フウ」。そしてもうひとり(?)は、化けることが苦手なカワウソのつくも神「瀞」。彼らの力になるべく大地とリリィは奔走するが、その姿を「物の怪が見える」という大地の同級生・冴華に見られてしまい―!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

大地の能力の噂が広まったことで、彼の力を頼ってあやかしたちが訪れるようになった海波家。
今回は記憶を失った付喪神フウ(仮名)と人に化けれないカワウソの瀞(トロ)がやってきて、彼らの願いを叶えるために大地やリリィたちが忙しく動き回るお話でした。

 

前回でどう動くのか気になっていた冴華のターンともいう。

 

今回の一連の騒動によって、ついに冴華に自分の力や付喪神たちのことを打ち明けた大地ですが、これでふたりが急速に接近したりするのかな?
同級生からヒロイン候補に大出世ですね!(注私見)

 

ヒロインといえば、前回同様にニコニコと笑って大地を見守っていたリリィには何やら哀しげな背景が見えてきました。道理でいつも笑ってしかいないわけだ。
ノートが完成しない限り彼女の心は欠けたまま?でも心が完成してもそれが彼女にとって良いことなのかどうか。
大地がくれるものは全部宝物というリリィですが、いざノートが完成したときに何が起こるのかが気になってきました。

 

今回のフウと瀞の話そのものも面白かったです!
小さいのに女好きな瀞はこのまま海波家に居座るのだろうか・・・・・・途中、瀞の性格にイラっとしていた大地が新鮮で面白かったですw全部海遊館のせいだ!
フウの話はちょっと切なかったかな。大地の力とは関係なく消えていく付喪神の哀愁というか。満足しているのだから幸せな結末ではあるのでしょうけど。

 

あとがきには次回もよろしく、とあったので3巻も出るのでしょう。
富士見L文庫の主力シリーズになってほしいですね。ノートが完成するところまでうまく続くと良いなぁ。
続きも楽しみです。

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淡路 帆希,えいひKADOKAWA/富士見書房
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