見習い神官レベル1(4) だけど、この手を離さずに


『見習い神官レベル1 〜だけど、この手を離さずに〜』(佐々原史緒著/ファミ通文庫)★★★★☆

見習い神官レベル1 -だけど、この手を離さずに- (ファミ通文庫)
見習い神官レベル1 -だけど、この手を離さずに- (ファミ通文庫)

前巻の感想はこちらから
見習い神官レベル1(3)亡き姫君のための狂想曲 | 晴れたら読書を

完結巻。
やや急ぎ足だったものの、綺麗に、というよりはこの作品らしくうまく物語がまとまったと思います。
スーリィンは最後まできっちり可愛い嫁でした。満足!
ちなみに「大人の事情」で紙本では出せない短編集が電子書籍限定で配信されるようです。良い時代になったものだ。

☆あらすじ☆
多くの犠牲と謎を残し、砂の巨人となり滅びたペルスカ。その黒幕と思しきリベカを警戒し、ヨシュア達は太守ダルタスを護衛してルステラへ赴くことになる。だが現れたのは偽教師だった破戒神官。そして彼女を追って、雷凰の対・雷鳳の少年が襲来する!神々の禁忌を犯したリベカを捜しているという彼は、人と神魔の婚姻もまた禁忌だと告げてきて―。「リベカ様を助けて」と願う敵と明かされる神魔の秘密を前に、ヨシュアが選ぶ道は!?シリーズ堂々完結!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

てっきりリベカ率いる赤晶旅団と激突するかと思いきや、最終巻はさらに壮大な展開へと。
「石」を持つリベカを追う位階4位の雷鳳セラフィヤが出てきたと思ったら、更に上、神魔の頂点に立つ位階1位アガーテが登場し、大陸の秘密、神々の事情などなどが明らかになりました。
正直、こんなに大風呂敷広げて大丈夫か、とドキドキw
途中でスーリィンとヨシュアが強制離婚された段階ではもうどう収拾付けるのか緊張が走ってしまいました。

 

結果的には、かなりこのシリーズらしいところに着地したなぁという印象。
というよりスーリィンらしいw
「さぁ、婚活よ!これからかの大陸は大婚姻時代を迎えるのよ!」
には絶句ですよ、もうww
これが恋愛脳か!

 

要するに長寿で強大な神魔が蔓延るから大陸ごと封印されるわけで、それなら人と婚姻させてサクサク死なせていけば問題ないということ?暴論すぎるw
それでも伴侶を得ることで短くとも幸せな時間を得る方が、退屈で長い生よりはずっと良いだろうというのがスーリィンの主張なんでしょう。一理ある。

一理ある、がそれをあっさり受け入れたアガーテにはびっくりでした。実はアドリブ弱いんじゃないだろうか、この1位。

 

そんな感じでぶわーっと広げた風呂敷を畳むのではなく燃やし尽くしたようなまとめ方でした。予想外すぎて笑うしかない( ´ ▽ ` )

ヨシュアとスーリィンの契約が掟破りなこととかの諸々の問題も一気に不問ということで、(留年以外は)大団円。
良いシリーズでした。

 

電子書籍限定配信の短編集も、佐々原さんの次回作も楽しみです!

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