スクランブル・ウィザード1


『スクランブル・ウィザード』(すえばしけん著/HJ文庫)★★★★☆

スクランブル・ウィザード (HJ文庫)
スクランブル・ウィザード (HJ文庫)

最近とても気になっているすえばしけんさんのデビュー作。新人さんとは思えない完成度だと思います。とても面白かった!
魔法を使える魔法士の主人公が、魔法士養成学校に臨時の教官として赴任するところから始まる物語。最近よく見かける教官モノですが、ヒロインは女子小学生です。
小学生・・・・・・青年と少女の組み合わせになんだか惹かれてしまう今日この頃・・・・・・(今月2度目

☆あらすじ☆
魔法を使える人間“魔法士”が国家財産として保護されている世界。魔法士のエリート機関「内閣府特別対策局」に所属する椎葉十郎は、とある事情で魔法士育成校へ教官として派遣されるが、そこで出会った少女・雛咲月子の扱いに四苦八苦する。そんな中、反魔法主義を掲げるテロ組織が学校を襲撃!十郎は生徒たちを守り切ることができるか。

以下、ネタバレありの感想です。

 

舞台となるのは魔法を扱える人間が存在し、公的に管理される現代日本。
主人公は公的に認定された魔法士のエリート職である特殊執行官の青年椎葉十郎
十郎は同僚の能勢と共に任務中の不祥事の懲罰人事として、魔法士を育てる育成機関へ臨時の教官として派遣されることになります。
そこで彼が出会ったのは優等生の仮面をかぶった不器用な少女・雛咲月子でした。

 

前半は自分には合わない(と感じている)教師業をやさぐれつつこなそうとする十郎に「お、大人げない・・・・・・」とか思ってしまいました。
いやー、小学生の女の子をガン泣きさせちゃだめでしょうw
あと体罰よくない。言ってることは分かるし悪童くんには凄まじくイラっとしたけど、相手は小学生なんだから(;・∀・)

 

しかし、月子と打ち解けていくにつれ、十郎自身が角がとれてくると彼のお人好しな部分が顔を出してきて好感が持てるようになりました。言動が不器用すぎるw
月子に対して「敬語をやめろ」という教師にあるまじき発言をしてしまいましたが、でもそれが月子の仮面を剥がすことになるわけですから、本質的に教師向きなんでしょうね。

まぁ教師と生徒って関係に留まりそうにないんですが。
基本的にロリはアウトなんですが、今回くらいのおにロリには何やら心惹かれるものを感じてしまいました。目覚めそう。
最近読んだ別の本もそんな感じで私はたぶん「青年と少女」の組み合わせが好きなんだと思います。少女と青年が一緒にラーメン食べてるっていう姿がとても微笑ましくてなんだか和むんですよねぇ。
そこに恋愛関係が入るのはいまいち好きじゃないんだけど(保護者ポジでいてほしい)、十郎は保護者とか庇護者っぽい感じだからとても良いです。

 

少しずつ和やかになる空気は、しかし半魔法主義のテロリストによる学校占拠事件の発生により一変。
敵であるシグレが良い感じに狂気的で、ああ、すえばし作品だなぁと納得。あと能勢の実は非人間的な部分もゾクッときました。
十郎はキャンセル能力が意外に万能じゃないのが面白いですね。ハムスターの隠された機能にはぞわわっと鳥肌がたちましたけど。増えるネズミ。ネズミ。ネズミ・・・・・・
そして月子が有能すぎる。これは将来有望です。最終的には十郎とコンビを組んで仕事したりするのかな。

 

5年前の事件について姉の生存がほのめかされましたし、今後の展開が楽しみです。お姉ちゃん、冒頭では弟のことを大事にしているっぽい感じだったのにあっさり(?)捨ててしまったのには他にも何か理由がありそうな・・・・・・。

よし、続きもどんどん読んでいこう。

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