百錬の覇王と聖約の戦乙女1


『百錬の覇王と聖約の戦乙女〈ヴァルキュリア〉』(鷹山誠一著/HJ文庫)★★★★☆

百錬の覇王と聖約の戦乙女 (HJ文庫)
百錬の覇王と聖約の戦乙女 (HJ文庫)

表紙のハーレム臭からなんとなく避けていたのですが、いざ読んでみるとこれは大丈夫なハーレム!(本命が決まってるなら何も問題はないのです)
王道な異世界召喚+ファンタジー戦記ですが、舞台となるのが北欧神話ベースの古代世界であったり、ヤクz・・・任侠テイストが盛りだくさんだったりと面白い要素に興味を惹かれてグイグイと読んでいけました。
既刊もどんどん読んでいこうと思います(`・ω・´)ノ

☆あらすじ☆
戦乱の黎明世界「ユグドラシル」に迷い込んだ現代の少年、周防勇斗。弱肉強食、幾多の氏族が覇権を争うこの世界で、勇斗は現代知識を武器にわずか十六歳にして数千もの軍勢を率いる宗主にまで昇り詰めていた!異世界で王になった少年と、盃の契りを結び彼に絶対の忠誠を誓う麗しき戦乙女たちが織りなす、痛快無双ファンタジー戦記、ここに開幕!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

曰く付きの神社から「ユグドラシル」と呼ばれる世界へと迷い込んだ少年・周防勇斗
特定の場所でなぜかスマホが通じたことから、勇斗は電子書籍やネットを駆使して得た現代知識を武器として、わずか2年で〈狼〉と呼ばれる氏族の宗主にまで出世。
元の世界に戻りたいと願いつつも、自分を受け入れてくれた〈狼〉の人々を守るため、勇斗は他国との戦争に奔走する、というストーリーです。

 

もはや見飽きたレベルの異世界召喚+主人公チートですが、本作の特色となる部分が個人的にすごく面白かったので最後まで飽きずに楽しく読むことができました。

 

まず、限定的に元の世界と連絡がとれるというところ。
勇斗は元の世界に残した幼馴染み・美月とだけ電話で連絡を取ることができ、彼女の協力で様々な電子書籍を手に入れることができるのです(なんて健気な幼馴染み!)。
この作品、表紙的にハーレムかぁと思っていたのに、主人公が幼馴染みに一途だったのが嬉しい誤算でした。本命が決まっているならヒロインズが何人増えようが私的に無問題です!

 

そういえば勇斗の口癖が「チート」。最近は「強い能力」的な意味に変わりつつある気がする言葉ですが、ストレートに「ズル」として使っているのが逆に新鮮でした。

電子書籍で得た孫子の兵法書や様々な知識を駆使することが「チート」。
でも知識があってもそれを活用できるかは本人の器量次第。まぁ、本で読んだくらいで実際に戦場で通用する戦術を組めるなんてちょっとご都合主義かな?と思わなくもないですが、そこらへんは気にしない。戦記としてはライト寄りのものとして十分に楽しめました。
それよりも、現代社会では当たり前のものとして存在する様々なものが「発明されたもの」であることを再確認させるような構成が面白かったです。鐙とか石臼とか。こういうの今後の展開でガンガン出していってほしいですね。

 

そして、「誓盃」という設定。
血よりも重い疑似家族制度・・・・・・盃の親子関係・・・・・・盃の兄弟関係・・・・・・組長・・・・・・
任侠小説か!なるほど!!
何よりも仁義に重きを置く感じは読んでいて爽快感がありました。特に妹分となった〈角〉を救うために一喝するシーンとか。一本筋が通っている主人公は大好きです。

 

気になるのは世界設定。
最初は古代へのタイムリープなのかと思っていましたが、完全な異世界なの?どっち??
このへんはこれから明かされていくんでしょうね。面白くなりそうです。

 

ヒロインズも可愛いし、主人公は好感度高いし、設定も好みだしでなかなか楽しいシリーズ第1巻でした。
続きもどんどん読んでくぞー( ・ㅂ・)و ̑̑

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