あくまで悪魔! おまえに最初で最後の恋を教えてやる


『あくまで悪魔! おまえに最初で最後の恋を教えてやる』(我鳥彩子著/集英社コバルト文庫)★★★☆☆

あくまで悪魔! 〜おまえに最初で最後の恋を教えてやる〜 (コバルト文庫)
あくまで悪魔! 〜おまえに最初で最後の恋を教えてやる〜 (コバルト文庫)

前巻の感想はこちらから
あくまで悪魔!2 おまえにこの腕から逃れる術はない | 晴れたら読書を

「贅沢な身の上」の劇中小説の書籍化シリーズでしたが3巻完結。
林檎の王子様と不幸娘の魔界ラブコメという一発ネタっぽい内容で3冊も続けられるのか最初は疑問だったのですが、予想以上に綺麗にまとめて終わったのでとても満足です。

☆あらすじ☆
魔王の邪気を吸い込み、“聖憐の乙女(仮)”の身の上になってしまったディオナ。ナハトへの想いも告げられずにいた。そんな折り、天界から大物天使「通称デュー」が年末監査にやって来た。ディオナの存在が問題となるが、デューは、刻印が復活してから一ヶ月の間に、魔界で最も不幸な悪魔を救うことが出来たなら、魔界に“聖憐の乙女”が存在する意義を認めるという条件を出してきて…!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

最終巻ということで、今までのタネ明かしというか一連の騒動の黒幕が明らかになる第3巻。
全てを画策していた魔王様との直接対決です。

 

途中で林檎マニアの女悪魔シリンが出てきたり、名前が長い天使デューが出てきたりの悶着を挟んだりもしつつ、ディオナとナハトの「好きになった方が負け」的なノリの恋愛も終盤戦を迎えていくことになります。

 

1巻からずっとノリと勢いで突き進んできたラブコメですが、最後までそれを貫き通したのはとても良かったと思います。
「魔界で最も不幸な悪魔」とか言い出したときにはまさかシリアス方面に突き進むきじゃないだろうな!?とビクっとしたものですが、完全に杞憂。
超被虐趣味の魔王様ってどういうキャラ付けだよ!w
いやー、深山キリさんの耽美っぽいイラストのせいで余計にシュール(というかカオス?)な内容になっていて、それがとても楽しかったです。

 

ディオナとナハトの恋も大団円。
魂かじられたら不老不死になるとか、なんという便利設定。だがその緩さがイイ。
ポルテの代わりに赤ん坊を抱いている最後の挿絵は良かったです。瑠璃色三人組もまともに仕事できるようになってみたいですし、ミケルツよかったね。

 

そういえばポルテって絶対ただの喋るウサぬいじゃないだろって思ってたのですが、ただの喋るウサぬいで終わってしまいましたね。
何か秘密があると思ったのになー。あとがきによれば本当はもっと活躍する予定だったとか。
ポルテの存在意義が微妙になかったのは残念でした。

 

さて、次回作もすでに予定があるとのこと。
中華コメラブってまた「贅沢な身の上」みたいな感じの話なのだろうか。とりあえず続報を待ちたいと思います。

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