異世界迷宮の最深部を目指そう3


『異世界迷宮の最深部を目指そう3』(割内タリサ著/オーバーラップ文庫)★★★★★

異世界迷宮の最深部を目指そう 3 (オーバーラップ文庫)
異世界迷宮の最深部を目指そう 3 (オーバーラップ文庫)

前巻の感想はこちらから
異世界迷宮の最深部を目指そう2 | 晴れたら読書を

うわわわメチャクチャ面白かったです・・・・・・っ!!!
厚めのページ数をモノともしない超濃厚な物語。これで第一部完結、なのでしょうか。
いやこれはヤバい。暗鬱なファンタジーは大好物ですが、なかなか壮絶に登場キャラたちのメンタルを抉ってきていますね。それでいてバトルものの熱さを兼ね備えているとか、ハイブリッドか!
ちなみにこの作者さん、ハッピーエンドが好きだそうです。なるほどなるほど・・・・・・なるほど?

☆あらすじ☆
激しさを増す《天上の七騎士》によるラスティアラの奪還計画。このパーティで最深部を目指そうと考えるカナミだが、突然ラスティアラがフーズヤーズに帰ってしまったことにより途方に暮れてしまう。そこへパリンクロンがラスティアラを救う方法を持ちかけくる。だが、マリアの様子もまた変わり始めていて――。
いよいよ幕を開ける聖誕祭。ラスティアラの死期。マリアのカナミに対する恋心。恋を成就させたいアルティ。《天上の七騎士》との決闘。忍び寄る『???』の影。様々な思惑が絡んだ聖誕祭が幕を開け――
そして全てが清算される。

以下、ネタバレありの感想です。

 

聖誕祭本番。
ついにラスティアラの事情が明らかになり、様々なトラブルを孕みつつもラスティアラの救出劇へと物語は進みます。

聖人ティアラの器となり消える運命にあるラスティアラを救えるか。
時間との闘いの中で明らかになるのは、騎士ハインが抱いてきたラスティアラへの想いでした。

ハインさん、イケメンなのに空想癖すごくてちょっと笑ってしまいましたw
乙女よりも乙女に夢見がち。
そして今までの騎士達とのあれやこれは全ては茶番だった、とおいおい・・・・・・
ハインはハインなりの理想の中で戦っていたわけですね。カナミを巻き込んだその理想の善し悪しはともかく、彼の願いが叶った瞬間の叫びは胸を熱くさせるものがありました。(ただまぁ死亡フラグだなぁと思ってたらその通りだったわけですが・・・・・・)

 

主人公のカナミも格好良かった!
「???」やパリンクロンの不気味さをはねのけて戦いに赴き、強敵たちをなぎ倒し、ラスティアラに夢を語らせる。
まさにハインが夢見た英雄譚そのままの姿がそこにありました。ハインが満足げなのも分かります。

 

これで後は逃げるだけ。ラスティアラの問題はクリアしたし、心強い仲間もできたし、再び迷宮の最深部を目指す日々が始まるのだ・・・・・・

 

と、うまくはいかないのが素晴らしい。

 

後半はまさしく暗転。
前半から不安定すぎたマリアが一気にヤンデレに振り切れてしまいます。ほ、放火・・・・・・((((;゚Д゚))))
パリンクロンとアルティによって壊されたマリアは不憫ですが怖すぎました。
これがヤンデレか。ヤンデレってちょっと可愛いな←
不安に苛まれたマリアと戦うことになったカナミ。炎と氷という相反する属性での戦いというのが良い。視覚的にも美しい戦いでした。

闘争の果てに相互理解が生まれ、これでマリアも落ち着いて、本当のハッピーエンドへ・・・・・・

 

ともならないのが本当に素晴らしい。

 

連戦の果てにパリンクロンに敗れたカナミ。
パリンクロン≒ティーダ??ん、どういうこと?
パリンクロンというかラウラヴィア側の狙いは全く分かりませんが、これからどうなってしまうのか。

そして明かされた「???」の真実の凄絶さ。利子付けてまとめて返すとか嫌がらせにもほどがあります。
一回ずつであれば乗り切れたはずの負の感情も、合わさると心を壊しかねないレベルになるんですね。怖い・・・・・・。

 

これで第1部が終わり、次回からは場所と仲間を変えての第2部スタートとなるようです。いよいよ本名で行動開始?
でもなぁ、記憶改竄、精神汚染、認識阻害って、一体どんなキャラになってしまうんだ(´Д`;)こんなのある意味デッドエンドじゃないですかー!

続きが気になって仕方ありません。早く読みたい!

4巻を待つか、WEB版を読むか。それが問題だ。

 

余談。
表紙はマリア勝利IFルートらしいですね。そう言われて改めて見ると、こう、なんというか、ゾクゾク。私も特典SS読みたかった(´;ω;`)電子特典にしてくれて良いんですよ?いつでもアップデートしますよ?

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