五国神仙遊戯 ここで一花咲かせましょう!


『五国神仙遊戯 ここで一花咲かせましょう!』(きりしま志帆著/集英社コバルト文庫)★★★☆☆

五国神仙遊戯 ここで一花咲かせましょう! (コバルト文庫 き 10-4)
五国神仙遊戯 ここで一花咲かせましょう! (コバルト文庫 き 10-4)

武官志望の女の子と陽気な王様が出会うところから始まるラブコメファンタジー。
「この世で起こるすべてのことは神仙どもの戯れがなしたこと」という作中の言葉通り、主役2人が割と本気でふざけた神様のゲームに巻き込まれるお話です。
中華風な世界観は好みだし、元気なヒロインと明るいヒーローの追いかけっこはほのぼのしていて楽しかったです。ストーリーもシンプルだけど悪くない。
続いたらもっと面白くなりそうですし、これはぜひシリーズ化してほしい新作でした。

☆あらすじ☆
武人である育ての親の教えを活かし、武官を志して西牙国へやってきた少女・玉玲。しかし武官登用試験であえなく不合格に。そして、そこに現れた美貌の王・天翼との問答の末、玉玲は叫んでしまった。「わたし、脱いだらすごいんです!」。その「すごい」の意味に興味を持った下心満載の天翼に、後宮の警備に登用された玉玲。だけどそれは、国を守護する神仙たちの遊戯に巻き込まれるきっかけで!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

武人のお師匠様の元から独り立ちし、武官となるために西牙国へやってきた玉玲
非力を理由に登用試験には落ちたものの、居合わせた国王・天翼に拾われ、玉玲は後宮警備の名目で「傷物」ばかりが揃う後宮で暮らすことになります。
そこで玉玲を待っていたのは「脱いだらすごい」を見せてもらおうとする天翼との追いかけっこ。慌ただしくも楽しい日々を過ごすうちに、玉玲は自分が抱えていた秘密と天翼が求めているものの関係に気付いてしまい・・・・・・という感じに物語は展開していきます。

 

物語の軸となるのは、玉玲を賭けた五国の神仙たちの遊戯。

この作品に出てくる神様たち、びっくりするくらい胸くそ悪いんですが・・・・・・
いやでも死にかけてた玉玲を助けたわけだし、うーん??
一番性格悪いのは麒麟ですよね。玉玲の体をなんだと思ってるんだ。
退屈しのぎに人間で遊ぶ神様たちに対して、玉玲はもうちょっと怒ってもいいと思うんですけどねぇ。陛下に会えたから感謝するって。良い子すぎるよ!

まぁそんな良い子なところが可愛いヒロインだったんですけどね。
そんな玉玲を最初はおもちゃ感覚で見ていたのに、剣舞でヤキモチ焼いちゃう天翼にはニヤニヤしてしまいましたー。
早く「おもちゃ」とは違うって気付かないかなぁー?(・∀・)ニヤニヤ

 

玉玲と天翼の恋愛(未満)を描いていくと同時に、神仙によって振り回されてちょっとお疲れ気味だった天翼が「本物の王」になる決意をするまでを描いた本作。
ストーリーの展開そのものはシンプルだったのですが、それだけわかりやすく物語に集中できて良かったです。
物語が続くなら、今度は天翼&玉玲が神仙たちの手から逃げ延びる1年間が描かれていくことになるのでしょう。面白くなりそうです。

 

それにしても、白虎紫薇の正体は予想外でした(;・∀・)
厚化粧のケモ耳オカマ。濃いぞ!濃すぎる!!もっと早く出そうよ!w
そして、紫薇さんの正体はそうきたかー。
これはこれで面白いのですが、せっかく後宮舞台なのに恋敵的ポジションの女性キャラがいなかったのは少し物足りなかったかもしれませんね。淑英とかめっちゃあっさり引き下がりましたし。

 

あと気になって気になって仕方なかったんですが、天翼って黒髪じゃないんですか??(19頁には漆黒って書いてるのになぁ)
まぁいっか。

 

シリーズ化してくれるかなー?
悪ふざけがすぎた神様たちを見事に出し抜いてほしいですね。玉玲と天翼の恋もまだまだこれからなので、ぜひ続きを出して欲しいです。

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