鉄皇帝の結婚


『鉄皇帝の結婚』(宇津田晴著/小学館ルルル文庫)★★★☆☆

鉄皇帝の結婚 (小学館ルルル文庫 う 1-25)
鉄皇帝の結婚 (小学館ルルル文庫 う 1-25)

「神の末裔」・・・・・・あれ?神秘性?ん??w
可愛い子狸ヒロインとアドリブに弱い若き皇帝。政略結婚で出会った友だちカップルのほのぼのラブコメです。
今回も軽く楽しめる良いラブコメ。セレナがあまりにも面白すぎて、読みながらやたら吹き出してました。

☆あらすじ☆
神の末裔が住むと言われる島で生まれ育ったセレナは、長老が開催した選考会で皇帝ハロルドの花嫁に選ばれる。嫁ぐからには、冷徹な鉄皇帝だって骨抜きにしてやります!意気込んで周囲が期待する「神秘の姫君」を演じようとするが、セレナは子狸のように元気な色気ゼロの残念女子。帝国に到着早々大失敗をして、ハロルドを絶句させてしまう!このままでは花嫁チェンジ?焦るセレナは、拒絶の気配を見せるハロルドに夜這い宣言して…!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

鉄皇帝ハロルドと政略結婚することになった、「神の島」に住む「神の末裔の姫君」セレナ
その実態は喋ってしまうと子狸化する天然野生児でしたーごめーん!というぶっちゃけから始まるラブコメです。

神の島からして名前の神秘的イメージとはかけ離れた残念仕様でしたから、末裔たちのキャラクターも推して知るべし。神託がお手軽すぎて笑いましたw
まぁ仕方ない。これも観光マネーをゲットするためです。

 

それでも一応は神秘性への夢を壊さないように事前準備をしてはいたものの、見事出会い頭に本性がバレてしまったセレナ。しかし、これをきっかけに腹を割った付き合いをしようということになり、セレナとハロルドの「まずはお友達から」というお付き合いが始まります。

仲良しな友だち夫婦ものって、実はそんなになかったような。
人懐っこいセレナの影響で変わっていくハロルドを見ていると、なんだかほのぼのとした気持ちになってしまいました。
そんな緩やかなムードも、お父さんが出てきたあたりでニヤニヤ止まらん感じに変わっていくんですけどね( ´ ▽ ` )

 

ていうか、父よ。
登場人物紹介の厳ついお顔からどんなキャラかと思っていたのですが、その全体像が明らかになった瞬間に脱力。お茶目か!

 

「お友だち」から「恋人」へとゆっくり変わっていくセレナとハロルド。
友情のふりして育んできた感情が何だったのかを理解していく二人の甘酸っぱさがたまりません。
途中で少し感情のすれ違いがあって苦しくなりつつも、基本的にはひたすらニヤニヤしまくりでした。「天真爛漫なセレナをハラハラしながらサポートするハロルド」っていう構図が実に美味しい。
誘拐事件の後の周囲ガン無視の告白合戦とか、とても楽しかったです。

 

セレナに横恋慕していたナルシストが引き起こした騒動やら何やらありつつ、テンポ良く進む読みやすい物語でした。面白かった!お手軽糖分補給にぴったりの少女小説でした。次回作も期待!

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